8月の豚肩肉調製品輸入2.7%減1.1万t、CIF価格は361円と高値維持
貿易統計によると、2015年8月の豚肉調製品(20%関税)の輸入量は前年同月比3.8%減の1万5,227tとなった。その他の豚肉調製品が増加したものの、肩肉調製品が減少し全体でも減少した。
豚肉調製品の内訳は、豚モモ肉調製品が251t(63.7%減)、豚肩肉調製品1万1,009t(2.7%減)、その他の豚肉調製品3,967t(3.7%増)となった。
シーズンドポークなど肩肉調製品は、5カ月連続で1万tを超したが、1割減少した前年8月をさらに下回った。国別には、米国が6.0%減の8,042t、カナダは8.8%減の1,517tとなっている。また、表以外では、オランダが648tとなった。
なお15年1~8月では、15.2%減の8万6,746t、うち米国は20.8%減の6万2,520t、カナダは4.0%減の1万4,103tだった。
8月の肩調製品の価格(CIF価格)は、米国がkg当たり367.5円(前月372.6円)、カナダ316.1円(前月327.4円)、全平均で360.5円(前月366.8円)となった。前月比で米国は5.1円安、カナダは11.3円安、全体では6.3円下げたが依然として高値を維持。