輸入在庫7,317t減の15.4万t、輸入品出回り7.1万tに-9月豚肉需給

農畜産業振興機構が発表した15年9月の豚肉需給によると、国内生産量、輸入品をあわせた供給量は前月比7,620t増の13.6万t、推定出回り量が1万1,979t増の14.5万tと、出回りが供給を上回り、9月末の推定在庫は8,884t減の17.0万tと、4カ月連続の減少となった。

うち国産品在庫は、生産が7,928t増の7.2万tに増加、出回り量も9,537t増の7.3万tと、出回りがわずかに上回り、国産在庫は1,625t減の1.5万tとなった。前年比では25%減となった。

輸入品は、輸入量が408t減の6.4万t、出回り量は2,443t増の7.1万tと出回りが輸入量を上回り、在庫は7,317t減の15.4万tとなった。前年10月には22万tに達した輸入品在庫も、消化が進み15万t台まで減少した。

また、15年9月分の牛肉需給によると、同月の輸入在庫は前月から1,183t増の13万2,048tとなり、前年同月比で13.0%増となった。国産在庫は前月から64t増とほぼ前月並みで前年比では13.5%減の1万1,081tとなった。全体では、1,246t増の14万3,129tとなり前年比10.4%増となった。引続き輸入品の期末在庫は増加している。

輸入は、出回り量が前年比0.8%減の4万4,851t、輸入量が13.0%減の4万6,033tと輸入量が上回って在庫は積み増した。国産では出回りが9.3%減の2万6,418t、生産が7.4%減の2万6,660tと生産が上回ってわずかに増加した。