11月豪州船積み、チルド牛肉は前年並み1.2万t、フローズン1.3万t・10%減
MLA豪州食肉家畜生産者事業団が8日に公表した11月の豪州産牛肉・ラムの輸出数量(船積みベース)によると、牛肉は前年同月比5.7%減の2.5万t、ラムが同20.0%減の488tだった。対前月比でもそれぞれ4.2%減、19.1%減と下回っている。
牛肉はチルドが前年同月比0.2%増と1.2万tに上り、3カ月連続で1万t台の船積みとなった。年末需要に向けた手立て分が含まれるとみられるものの、いまのマーケット・コスト環境のもとではやや厚めのボリュームとなった。フローズンは昨年同月が外貨上昇で1.5万tの船積み実績だった反動で2ケタ台の落ち込みとなっている。
ラムはチルドが前年同月比6.5%減の347tに止まっており、累計でも前年同期比10.6%減となっている。今年は年間通して生体価格が高値で推移しており、輸出数量も頭打ちとなっている。