【工場訪問シリーズ】 スターゼン松尾工場 ハンバーグ専用工場として設立
スターゼンは24日、千葉県山武市の「スターゼン松尾工場」(=写真、柳澤浩之工場長)を在京ハムソー記者会会員に披露した。同工場は1998年に設立されたハンバーグ専用工場で、昨年3月にソースの充填包装ができる第2製造室を稼働させ、ここで製造する「銀座ローマイヤハンバーグシリーズ」2品は3月11日から発売を開始した。
松尾工場は、1998年2月にハンバーグ工場として稼働し、加熱食肉製品、加熱済みそうざい、冷凍食品、食肉加工品(冷凍ハンバーグ、ハンバーガーパティなど)を製造している(現在の第1製造室)。昨年3月に真空包装(充填包装)を行う第2製造室を稼働させた。ここでは、加熱食肉製品(加熱後包装)、同(包装後加熱)などを製造する。第1製造室の生産能力は月産550t、うち生ハンバーグ200t、焼成ハンバーグ350t、第2製造室は月間70~80tとなる。これらはCVs、外食レストラン、量販店、産業給食、居酒屋などに納品される。なお、従業員は社員28名(3月現在)、準社員70名など。
今回は主に第2製造室を視察した。この第2製造室が稼働することで、同じ工場内で、ソースの生産・充填ができるようになり、よりソースに合ったハンバーグを作ることが可能となった。「従来は、ハンバーグだけを作り、他の工場で充填を行っていた。ハンバーグは、ソースを充填し、加熱すると味が変わる。そのため、何度も工場間を行き来する必要があった。現在は、これを同じ工場内でできることで、ソースを含めて様々な提案が可能となった」(柳澤工場長)。