第1四半期の豚肉輸入量19.6万t、発動基準を1.8万t下回る-財務省告示
財務省が7月29日付官報で告示した16年度4~6月(第1四半期)の畜産物の輸入数量によると、豚肉の同期の輸入量は19.6万tで、第1四半期の発動基準を1万8,433t下回った。ただ前年同期比では5.5%増加しており、今後も増加傾向が続くのか、動向を注視する必要がありそうだ。
チルド牛肉では、輸入基準数量7.4万tに対し6.2万tと1万2,615t下回った。なお、米国など協定対象外は2.8万tの輸入があり、協定対象外輸入基準数量(これだけ超してもsG発動にはならない)を7,478t上回った。これは、豪州が減少、その分、米国が増加したことが要因で、前述のように全体の輸入基準数量は下回っておりsGの発動はない。
またフローズン牛肉の第1四半期の輸入量は7.6万tで、輸入基準数量を2.4万t下回った。協定対象外でも1,638t下回っている。