TPP関税交渉結果を追加発表、サフラワー油、アマニ油など6年で撤廃
農水省は20日、TPP交渉の大筋合意を受けた、加工食品の関税交渉結果を追加して発表した。本紙関連では既に、大豆油、菜種油、マーガリン、ショートニングは6年目に、米油は11年目に関税が撤廃されることが明らかになっている。
今回さらに、植物油ではヒマワリ油(関税8.5円/kg、10.4円/kg)、サフラワー油(酸価0.6以下の粗油、10.4円/kg)、綿実油(粗油・精製油、8.5円/kg)、アマニ油(5%または5.5円/kg)は6年かけて撤廃する。
ごま油は酸価0.6以上のもの(8.5円/kg)は6年、その他のもの(10.4円/kg)は8年で撤廃、綿実油(輸出魚介缶詰用以外、8.5円/kg)は9年、落花生油(8.5円/kg、10.4円/kg)、トウモロコシ油(5円/kg、10.4円/kg)は11年で撤廃する。
サフラワー油(酸価0.6以上の粗油・精製油、10.4円/kg)、パーム油、やし油、パーム核油、ひまし油などは即時撤廃する。また、動物油脂のラード(8.5円/kg)は6年で撤廃、水素添加した動植物油脂や離形油も、混合した植物性油脂(13.2円/kg、11年で撤廃)以外は即時撤廃される。(詳細は本紙にて)