朝日食品工業、技術を生かした価値を訴求-大豆加工食品特集②

朝日食品工業の15年上期の業績は前年同期並みとした。7月にホーム食品を経営統合し、事業展開を強めている。商材、取引先などが増加したことで15年下期は伸長が望める。

油揚げ関連では、関西を中心に人気の「京あげ」(特大・大)を3月から関東でも展開し好評を得ている。棒状の油揚げ「ふくふくあげ坊」も好評で、竹炭を加えて、真っ黒でインパクトのある「ペッパーチーズ風味」の引き合いが増えているとした。「和風だし」は、肉みそだれを添付するなど、油揚げの新たな楽しみ方や、手軽さを訴求している。

豆腐関連では、製法にこだわった新商品を投入した。原料の国産大豆高騰が続く中、同社では「大豆に頼るのではなく、味や保存期間など、他の価値を提供したい」と話し、原料ありきの付加価値ではなく、技術を活かした価値を寄与していくとした。(詳細は本紙にて)