医薬品・医薬部外品の品質管理の取り組みを紹介-機能性表示ヒアリング②
消費者庁がこのほど開いた、機能性表示食品制度における機能性関与成分の取り扱いに関する第3回検討会では、第2回検討会で検討課題として上がった、①機能性関与成分における栄養成分の取扱い、②機能性関与成分が明確でない食品の取り扱い–の2点を踏まえ、関係者ヒアリングが行われた(前回の続き)。
日本チェーンドラッグストア協会に続いて、日本OTC医薬品協会(OTC医薬品とは薬局・ドラッグストアなどで販売されている一般用医薬品のこと)の上原明副会長は「機能性食品制度を活用することにより、生活者が自身の健康を自分で守るための選択肢が広がると考えている。健康寿命延伸のためには、予防領域の対応策拡充が重要で、病気になる前の未病の段階での取り組みが必要になる。そのためOTC医薬品、医薬部外品、特定健康用食品、栄養機能食品、機能性表示食品の制度整備が重要になる。その上で品質の確保が最重要視されなければならない。栄養成分、関与成分不明確成分を機能性表示食品に取り組むために、医薬品、医薬部外品の品質管理への取り組みを説明したい」と話した。(詳細は本紙にて)