東京油問屋市場大116回起業祭、立会は全油種同事で終わる
東京油問屋市場25日、第116回起業祭をロイヤルパークホテルで開いた。合わせて行われた、3月下期の立会では全油種同事となり、大豆油は上値3,800円、中値3,550円、下値3,300円、菜種油は上値4,200円、中値3,900円、下値3,800円、菜種白絞油は上値3,800円、中値3,550円、下値3,300円となった。
式典では、宇田川公喜理事長(写真上、宇田川商店社長)が式辞を朗読し、その中で、江戸時代の1660年(万治3年)、4代将軍・徳川家綱の頃に油仲間寄合所を設立するなど、今日の組合組織の先駆的役割を果たしたことなどを回顧した。
また、明治19年東京府令に基づき油商組合を設立、のち商品取引所の創立に参加したが、規格に伴わないものがあったため、分離して、別に東京油問屋市場を組織して現在に至る。平成12年には100周年記念事業を行い、既に2世紀目に入っている。この間、油脂販売業界の振興と発展に努力し、組合員のより所として、時代の変遷に伴って、統制組合、商業組合など、各種組合を組織して、油脂の流通の円滑化と消費の拡大に努力し、国民の食生活向上に大きく貢献してきた。(詳細は本紙にて)