天野敏也・伊藤忠商事油脂・穀物製品部長代行インタビュー

15年の世界のごま生産量は436万4,000t、貿易量(輸出量)は163万9,000tとなった。最大の輸入国である中国の輸入量は41.7%増の80万6,000tと過去最高となり、世界の貿易量の約半分に達した。今年も積極的に輸入しており、年間80~100万tに達する見込み。伊藤忠商事の天野俊也氏は「中国市場と、中国が主に輸入するアフリカの産地情報が重要」とする。

–原料ごまの現況を。

世界の貿易量の半分を中国が輸入している。中国の生産量が減り続ける中、需要は増え、輸入量は増え続けている。

中国は95%以上をアフリカから輸入し、エチオピア、トーゴ、タンザニアでその半分を超える。産地も供給先も集中しており、価格の上げ下げが激しく、読みづらくなっている。(詳細は本紙にて)