16年産米国大豆、平均たん白34.4%・油分19.3%-USSEC品質会議

アメリカ大豆輸出協会(USSEC)は17日、米国大豆バイヤーズ・アウトルック・コンファレンスを都内で開き、16年産米国大豆の品質・生産状況や、世界の大豆需給などについて報告した。それによると、16年産米国大豆の品質は、水分13%ベースで平均たん白分は前年比0.1ポイント増の34.4%、平均油分は0.5ポイント減の19.3%と報告した。なお、06年~15年平均ではたん白分が34.7%、油分が18.8%で、油分は高まる傾向にある。

16年産米国大豆の品質について、ミネソタ大学のセス・ネイブ准教授が報告した。まず、16年の生育期について述べた。16年4~6月の各州の降水量では、中西部は例年通りの降水量でおおむね作付に適した条件だったとした。同時期の気温は、作付から生育期半ばまで、平均以上の気温だった。また、生育期半ばから収穫までの7~9月の降水量は特に中西部が多かったという。「全体的に例年よりも長く雨が降り続いたが、気温が高く暖かったことで、全体的に理想的な状況だった」と述べた。(詳細は本紙にて)