味噌の魅力を再発見する食育セミナー&試食会開催、料理研究家土井善晴氏も講演
みそ健康づくり委員会は18日、渋谷のリストランテAsOで、「味噌の達人による味噌の魅力を再発見する食育セミナー&試食会」を開き、料理研究家の土井善晴氏(写真右から二人目)が「味噌万能論」と題した講演などを行った。
冒頭あいさつした鈴木亮輔委員長は、「全国を駆け回り、みそのイベントに参加すると、みその達人が多いことに気づかされる。土井先生にはみその講座の中で、みそについて熱く語っていただいている。また、全国各地でみそを通じて真摯に食育活動に取り組まれている方をお呼びして、今日は活動報告をしてもらう。さらにその後は先日農林水産大臣賞を受賞したみそを味わっていただく。ここでしか食べられないみそをご堪能していただきたい」と述べた。
土井氏による「味噌万能論」と題した講演では、和食の初期化を提案し、一汁一菜を勧めた。「ご飯、漬物、みそ汁は何度食べても飽きない。日本食文化を無くすことは、日本食ならではの健康効果も無くしてしまうことになる」としたほか、「みそは一番のご飯のおかずになる。またみそ汁は、人間の心を癒す作用があり、心を穏やかにしてくれる」として、みその美味しさだけでなく、効用に対しても言及した。
また「みそが美味しく感じなかったら、自分の味覚を疑って。今や世界中の人を唸らせる、皆を満足させる食品なのだから」と笑いを誘った。(詳細は本紙にて)