9月23日は「おいしい小麦粉の日」、親子パン教室で“子ども小麦粉博士号”授与/富澤商店
製パン・製菓材料・資材の販売を手掛ける富澤商店(東京都千代田区、富澤淳社長)は9月23日、親子パン教室を開催。ピザパンの生地成形やトッピング体験、小麦粉について学ぶ機会を提供した。午前・午後の部に親子(23組46人)が参加し、パン教室の終わりには参加した子供へ「子ども小麦粉博士号」を授与した。
富澤商店は創業103年の老舗企業。現在は製パン・製菓材料、和・洋食材、料理器具・道具、ラッピング資材などを販売する。店舗数は全国に91店舗(6月時点)。取り扱いアイテム数は実店舗で約3,500点、ECでは約9,000点。2018年には「9月23日」を「おいしい小麦粉の日」として制定した(日本記念日協会認定)。1543年9月23日の「鉄砲伝来」の時に、小麦粉の用途として「パン」が日本に伝わったという説による。
パン作り教室「TOMIZAWA SHOUTEN×cuoca STUDIO」の運営も行っており、講師の馬渡雄一氏が今回のパン教室を担当。小麦がどうやって小麦粉になるのか、小麦粉をどうパン生地にしていくのか、パンの生地成形などを順を追ってレクチャー。子どもたちもピザパンの成形とトッピングを体験した。また、「国産小麦」への理解を深める企画として、北海道「春よ恋」と外麦で作った食べ比べイベントを実施。国産小麦、外国産小麦の特徴を伝えた上で、「どちらが北海道春よ恋?」というクイズを実施した。「どちらがいいとか悪いとかはない。どちらもおいしくて、好みが分かれるだけ。ただ、近年の状況を考えると、近くで作った国産小麦を食べるのも大切なこと」(馬渡講師)。
〈米麦日報2022年9月27日付〉