中高生にアサヒ飲料が研究助成、法政大学第二高校「“かおり”で種子をコントロールできるか?」など採択5チームが成果発表/第4回サイエンスキャッスル研究費
アサヒ飲料は、中高生を対象とした未来の研究者の卵たちをサポートする研究助成プログラム“第4回サイエンスキャッスル研究費”(運営:リバネス社)に2022年も参加した。その中で、「アサヒ飲料賞」に採択された秋田県立大館鳳鳴高校、渋谷学園幕張中学、法政大学第二高校、山口県立徳山高校(2件)の5チームの中高生による研究成果発表会が、12月18日にアサヒ飲料本社(東京都墨田区)で開催した。
・〈2021年の様子〉中高生にアサヒ飲料が研究助成、学習院女子高等科「栄養食用プラスチックの開発」など採択5チームが成果発表/第3回サイエンスキャッスル研究費
この助成プログラムは、研究を通して社会で活躍する、未来のリーダーへの一歩を踏み出すきっかけを提供することを目的としている。費用やノウハウがなく、研究するためのサポートが必要な研究者の卵である中高生たちが、同賞をきっかけに研究をスタートさせ、科学技術の発展を牽引してくれることを願って実施された。
「アサヒ飲料創立50周年記念賞」は、アサヒ飲料の募集要項に沿った研究テーマに対し、応援する助成プログラム。今回、「『健康』『環境』『地域共創』などの社会課題の解決に役立ち、未来のワクワクや笑顔を生み出す研究や開発」をテーマに全国の中高生から募った結果、42件の応募があった。
採択した5チームには、研究費用として資金を助成するだけでなく、アサヒ飲料社の研究員が主催者のリバネス社スタッフと一緒にアドバイザーとして各チームの研究を約半年間サポートした。
審査の結果、最優秀賞には「“かおり”で種子をコントロールできるか?-植物がつくる揮発性物質の発芽への影響-」を研究した法政大学第二高校が選ばれた。
アサヒ飲料は、今回の取り組みについて、「当社では社会との共有価値を生み出す次世代育成の取り組みとして、2019年から本研究プログラムに参画している。研究者の卵である中高生たちが、本賞をきっかけに研究や社会課題などに興味を持ち、未来の社会を明るくするような価値を生み出してくれることを応援している。4年目となる本年も非常に魅力的な研究テーマの応募が集まった。研究テーマを生き生きと進める生徒さんたちの研究に対する純粋な気持ちや推進力に、当社社員もたいへん刺激を受けている。今後も若き研究者たちの活躍を応援していく」としている。