スタバ“ティー”売り上げ 3年で2倍以上に、ラインナップ拡充、ティー専門店「スターバックス ティー&カフェ」は8店舗へ拡大
スターバックスコーヒージャパンは近年、紅茶などの“ティー”分野に注力している。「スターバックス」店舗で取り扱うティー商品のラインナップを増やし、2020年から展開しているティー専門店「スターバックス ティー&カフェ」は全国8店舗に拡大。直近3年間で、「ティー」の売り上げは2倍以上に増えたという。
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スターバックスジャパン商品本部の小室康明氏は、「もともと紅茶は家で飲むのが主流だったが、フルーツティー市場の伸長や、タピオカなどティーベースの飲み物の展開で、外出先で飲むという飲み方が広がっている」と話す。ほかにも、売り上げ拡大の背景には「心身のリフレッシュニーズの向上」「本格志向の高まり」「嗜好の多様化」といった利用客のニーズの変化があるという。
スターバックスは、アメリカで創業した1971年当時から紅茶の量り売りを行うなど、ティー商品をコーヒーに並ぶ主力メニューとして販売してきた。日本のスターバックスでも、抹茶やほうじ茶を使った日本独自の商品を販売してきたほか、2016年からは、アメリカ・韓国・フィリピン・台湾などで展開されてきたティーブランド「ティバーナ」の上陸によって、「ゆずシトラス&ティー」を皮切りにより多彩なティー商品を展開している。
全国8店舗を展開するティー専門店「スターバックス ティー&カフェ」では、コーヒーの取り扱いは数種類のみで、通常店舗では販売していない独自のティー商品を中心に取りそろえる。フローズンドリンク“ティー フラペチーノ”「和三盆 抹茶 フラペチーノ」、フルーツの果肉を加えた「ストロベリー&パッション ティー」、ティーポッドで1杯ずつ抽出する“ブリュードティー”「シトラス ラベンダー セージ」など。季節ごとに期間限定メニューも展開しており、2月15日には「ラズベリー&さくらアリュール ティー フラペチーノ」などを発売した。
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スターバックスジャパンの小室氏によると、コーヒーが飲めないことから通常店舗に行ったことがなく、「スターバックス ティー&カフェ」で初めてスターバックスに足を運ぶ利用客もいる。「ティーをきっかけに、幅広いお客様により多くのシーンで利用してもらえるよう、多様な生活スタイルに合わせて提案していく」。通常の「スターバックス」店舗でのティー商品のラインアップもさらに増やしていく予定だ。
〈「スターバックス ティー&カフェ」店舗一覧〉
◆六本木ヒルズ メトロハット/ハリウッドプラザ店
◆キラリナ京王吉祥寺店
◆LUCUA 2階店
◆富山マルート店
◆アミュプラザ博多2階店
◆グランフロント大阪北館1階店
◆恵比寿ガーデンプレイス センタープラザB1店
◆ららぽーと EXPOCITY1階店(大阪府吹田市)