伊藤忠食品「凍眠市場」、“産地”や“旬の時期”でしか食べられなかった味を家庭に

第52回食品産業技術功労賞 マーケティング部門受賞
第52回食品産業技術功労賞 マーケティング部門受賞

伊藤忠食品が展開するブランド「凍眠市場(とうみんいちば)」では、テクニカン社のリキッドフリーザー方式凍結機「凍眠」を使用し凍結した高品質な商品を提供している。ブランドのコンセプトは、これまで“産地”や“旬の時期”でしか食べられなかった味を家庭に届け、より豊かな食生活を実現すること。

商品ラインアップは、鮮魚畜肉・果物など生鮮品を冷凍したものをメインとして扱っている。

「凍眠」は短時間の凍結が可能なことから、氷結晶が大きくならず、素材の細胞を傷つけることがないため生鮮品のドリップが減り、解凍時間の短縮にもつながる。これにより、解凍しても「とれたて・出来立て」の美味しさが蘇る。「凍眠市場」は、高品質な素材に「凍眠」凍結の価値をプラスした新たなブランドとして伊藤忠食品が流通を担っている。

冷凍することで販売期間や販路の拡大が可能となるだけでなく、ロスが削減でき、生産者の収入確保にもつながる。産地の味を「一番おいしく流通させる」ブランドとして、サステナブルな商品を揃え、現在販売を大きく伸ばしている。

〈食品産業新聞 2022年12月5日付より〉