日清オイリオグループとJ-オイルミルズ、共同新設分割により製油パートナーズジャパン新設、「次世代型搾油工場」の構築を推進

日清オイリオグループとJ-オイルミルズは2月20日開催の取締役会議において、共同新設分割により新設する製油パートナーズジャパンに、日清オイリオグループの水島工場とJ-オイルミルズの倉敷工場における搾油工程を承継することを決議した。

効力発生日は4月3日となり、同分割に際しては、普通株式1万株を発行し、分割対価として両社それぞれに5000株を割当て交付する。新会社の代表者は、川邊修代表取締役(日清オイリオグループ)と田中一伸代表取締役(J-オイルミルズ)となる。資本金1億円、決算期3月31日。

両社は2021年5月から、国内搾油機能の全国統合を見据えた搾油合弁会社設立に関する検討を行い、2022年11月9日に搾油機能の全国統合と、西日本エリアにおける搾油合弁会社設立に関する基本合意に至っている。今回、4月の西日本エリアにおける搾油合弁会社の設立に向け、「対等の精神」に則り協議を進め、共同新設分割を行うことになったとしている。

新会社は、国内搾油業の国際競争力強化と安定供給を長期にわたって確保する共同運営体制の構築を目指していく。それとともに、AIやIoTの活用によるスマートファクトリー化、脱炭素社会への取り組みなど、環境・社会課題への解決にもつながる「次世代型搾油工場」の構築に向けた取り組みを推進していくとした。

〈大豆油糧日報2023年2月21日付〉

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