明治「まるごと野菜発酵乳プラス」彩り野菜とトマトのペンネ・4種の彩り野菜のカレー発売/2023年春新商品
明治は2023年度、ヨーグルトの機能で野菜の吸収を助けるという切り口から新商品を展開する。
2023年春はヨーグルト飲料や調理食品、業務用素材の新商品を発売する。冷食では「まるごと野菜 発酵乳プラス」シリーズとして、トレー入りのペンネとカレーを発売。ヨーグルトの機能で野菜の吸収を高めていることを「野菜の栄養吸収を上手にサポートする乳酸菌使用」という共通のロゴマークを付けて訴求する。
加工食品や惣菜の市場がコロナ禍を経て“間口と奥行”が拡大し、テイクアウトや冷食専門店などの新しい業態が定着し、惣菜や加工食品に対する抵抗が減少する中で、多様化する“食の外部化”を背景に、おいしい・便利は当たり前でプラスαの価値が求められていくと見る。
当季、冷食の新商品ではプラスαの価値として「素材のおいしさ・ホテル監修」「明治の乳酸菌のチカラ」「機能性表示」という3つの要素で提案する。
「素材のおいしさ・ホテル監修」では新商品「贅沢洋食 チキングラタン」を発売する。ホテルニューオータニ監修の1個入りレンジグラタンだ。
「明治の乳酸菌のチカラ」として「まるごと野菜発酵乳プラス」シリーズを新たに展開する。新商品は「彩り野菜とトマトのペンネ」「4種の彩り野菜のカレー」の2品。2月下旬に発売する。
明治は2022年秋、「ヨーグルト新時代」を切り開くと宣言した。2023年度は全社的な取り組みとして「野菜の栄養吸収を上手にサポートする乳酸菌使用」のロゴを使用した商品展開を行う。日本人の野菜摂取意識は8割以上の人が、野菜をたくさん食べることを意識している一方で、7割の人が野菜不足であるのが実状だという。この健康課題を解決するのが狙いだ。
2023年春、ヨーグルト飲料の「明治吸収サポート 野菜と一緒にのむヨーグルト」、調理食品(チルド・冷凍)の「まるごと野菜 発酵乳プラス」、業務用原料素材の「ベジタクト」を発売する。
「まるごと野菜 発酵乳プラス」は「まるごと野菜」シリーズに発酵乳をプラスした新シリーズとなる。もともと「まるごと野菜」シリーズは野菜の持つ旨みを引き出し、野菜の栄養をまるごと摂れるというコンセプトだが、新シリーズは独自素材の発酵乳を加えることで栄養素をより吸収しやすくした。発酵乳ならではのおいしさを活かせるメニューを展開する。
冷食の新商品の特徴は、βカロテンとαカロテン、リコピンを含んだ野菜を選定、レトルトで活用している独自の「野菜しゃっきり製法」で具材感を残し、「野菜ソテー処理」を施して野菜のおいしさを引き出している。発酵乳(ヨーグルト)の適度な酸味とまろやかさが、料理のコクや深みを際立たせる仕上がりとなっている。
「まるごと野菜発酵乳プラス 彩り野菜とトマトのペンネ」(1個入250g)は大きめ具材のナス、ズッキーニ、赤ピーマン、そしてソースにタマネギとトマトを使用した、食べ応えのあるトマトソースベースのペンネ。1食分の野菜(生野菜換算120g)を摂取できる。
「まるごと野菜発酵乳プラス 4種の彩り野菜のカレー」(220g)は大きめ具材のダイスカボチャ、ピーマン、そしてソースにトマト、タマネギ、オリーブを入れた、食べ応えのあるカレーライス。
「スープごはん クラムチャウダー」「スープごはん 和風生姜スープ」の2品は機能性表示食品としてリニューアル発売する。
〈冷食日報2023年2月21日付〉