ウィルキンソン「#sober」刷新 ペットボトルから缶容器に、“気分上げる”炭酸飲料/アサヒ飲料
アサヒ飲料は3月14日から、「ウィルキンソン」ブランドで展開している炭酸飲料「#sober」シリーズを全面刷新して発売する。
容器はこれまでのペットボトルをやめ、アルミ缶へ変更。商品は「ウィルキンソン タンサン #sober レモン&ジンジャ」と「ウィルキンソン タンサン #sober アップル&トニック」。各350ml缶、税別137円となっている。
「レモン&ジンジャ」は炭酸水ならではの無糖をベースにレモンフレーバーとジンジャフレーバーを組み合わせることで、レモンの爽快感とジンジャの刺激のある味わいにしている。また、レモンオイル香料を配合することで、レモンの風味をより一層楽しめる。
「アップル&トニック」はアップルフレーバーとトニックフレーバーを組み合わせている。微糖をベースにした、アップルのほのかな甘さとトニックの爽やかさが特徴。
パッケージはどちらの商品も鮮やかでさえた色合いを使用し、若年層の好奇心をくすぐるデザインにした。正面にはそれぞれ使用しているフレーバーのイラストを大きく配置し、「レモン&ジンジャ」は肩口に「無糖」、「アップル&トニック」は「ほのかな甘さ」の文言を入れることで、商品特徴を分かりやすく表現している。
新容器にアルミ缶を採用した理由について、アサヒ飲料は次のように説明する。「仲間で集まるシーンや一人での時間を過ごす際に、既存の炭酸水では“物足りない”“もっと気分があがるものが飲みたい”といった声が多く、そのようなシーンに合う新たな炭酸水が求められている」。
2022年の「#sober」シリーズ発売後に実施したアサヒ飲料の調査では、缶ビールやRTD(Ready to Drinkの略)を飲む際に“飲み口のプルタブをプシュっと開ける”行為について、ソバーキュリアス志向(あえてお酒を飲まない考え)の層や20歳以上の若年層を中心に、“気分が盛り上がる”“スイッチが入る”などポジティブな行為と捉えられていることが分かった。
アサヒ飲料では調査結果を踏まえ、今回の「#sober」リニューアルでは中味とともに容器をペットボトルから350ml缶へ変更し、デザインパッケージも刷新することを決めた。“気分が盛り上がる”シーンで楽しめる新しい炭酸水を展開することで、顧客に新たな体験価値を提供する考えだ。