「キユーピー マヨネーズ」「深煎りごまドレッシング」輸出拡大、ローカル外食や小売へ販路広がる

キユーピーが世界戦略商品に位置づけている「キユーピー マヨネーズ」と「深煎りごまドレッシング」の輸出は、2022年上期に前年同期比41%増と飛躍的に伸びた。

輸出先の国と地域は44(2022年8月末時点)、2021年度の輸出実績は前年比17%増。共に、海外で展開するうえで世界の幅広い国や地域の法令に合わせた企画基準による輸出専用品を展開している。

輸出拡大の背景には、日本食レストランからローカル外食や小売へ販路が拡大したことがある。特に米国では、新聞やネット記事などで「キユーピー マヨネーズ」がたびたび取り上げられ、話題を呼んでいる。新興市場の中東やアフリカ、直近ではケニアへの輸出も始めた。

日本特有の卵黄タイプの「キユーピー マヨネーズ」は、海外でオリジナルな存在として受け入れられ、高級感のあるソースとして広がっている。「深煎りごまドレッシング」は、サラダのほか鶏の唐揚げや餃子などにも使われている。

〈食品産業新聞 2022年12月5日付より〉