「丸亀製麺」のトリドールHD 海外700店舗達成、「Marugame Udon」「譚仔三哥」「モンスターカレー」など展開
「丸亀製麺」などを展開するトリドールホールディングスは4月11日、2023年3月期時点で海外に700店舗(全業態合計)を達成したと発表した。同社は2028年3月期に、国内外5,500店舗を目指している。
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トリドールホールディングスでは、丸亀製麺の海外ブランド「Marugame Udon」のほかに、米線(ミーシェン:米を使った麺類)を使ったスパイスヌードル「譚仔三哥」「譚仔雲南」、日本式のカレー業態「モンスターカレー」など、さまざまな業態を海外で展開している。
「Marugame Udon」は、アジア太平洋・アメリカ・ヨーロッパの8の国と地域に、223店舗を出店している(23年3月末時点)。アジアでは、インドネシアは23年内に合計100店舗を目指しており、フィリピンでも23年度内に50店舗を見込んでいる。ベトナムはコロナからの売上回復が顕著で、2019年比150%~200%で推移しており、23年1月には最高月商を達成したという。北米では、2023年にカナダへの上陸を予定しており、将来的には50店舗の出店を目指す。イギリスでは10店舗を出店(23年3月末日時点)。ヨーロッパでのフランチャイズ募集を開始しており、ヨーロッパ圏へのさらなる展開を見込んでいる。
米粉麺のヌードル業態「譚仔三哥」「譚仔雲南」はアジア太平洋で展開しており、2022年10月に4か国でグループ合計200店舗を達成した。
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シンガポールで展開する日本式のカレー業態「モンスターカレー」は、豚肉を使わないポークフリーカレーを提供するハラル対応業態「モンスタープラネット」のインドネシア進出が24年度に決定しており、ハラル圏へ拡大している。
スープヌードルチェーン「ボートヌードル」は、マレーシアなどアジアを中心に5ヵ国で57店舗(23年3月末時点)を展開。2022年10月にはフィリピンに進出している。
トリドールHDは今後も、日本発のグローバルフードカンパニーとして、28年3月期の国内外5,500店舗に向けて出店を進めていく。なお、同社の23年2月末時点の国内外店舗数は1762店舗。