ヤマキ醸造「とうふのマヨ」開発、豆腐・なたね油・米酢など原材料にヴィーガン対応、幼児から高齢者まで“どんな人でも”
みそ・しょうゆ・豆腐を製造するヤマキ醸造(埼玉県児玉郡神川町)は、ヴィーガン対応の「とうふのマヨ」(130g、700円)を開発した。「豆腐の消費を上げること」が目的だという。東京ビッグサイトで開催されていたプレミアムフードショー(4月12~14日)で、公の場で初めて、出来立ての新商品を披露した。
現在、鳥インフルエンザなどの影響で卵不足が起きており、スタートアップが代替卵を開発、発表していることもあって、来場者からの反響は大きかったという。来場者からは、「おいしい」のほかに、「大手にコピー商品を作られて安売りされないように」など指摘を受けるほどの人気で、営業の吉田頌氏は「逆に励まされた」と語る。
700円という売価に関しては、「十分に出せる価格」「少量だが、そんなに高くない」といった声が多かった。ただ、ネーミングが良くないという指摘もあったという。商談はこれからだが、百貨店、ビオセボンなどのこだわり食品を扱う売場での販売を希望している。
原材料は豆腐、なたね油、米酢、粗糖(そとう)、食塩、にがりのみと余分な添加物は使用していないので、「幼児から高齢者まで、どんな人でも食べられる食品」としても、健康志向の高い人に向けた販売も心掛けたいとしている。
〈大豆油糧日報2023年4月17日付〉