ピザハット“配達料250円”全店に順次導入、人件費や燃料代上昇で「どうしても難しくなった」
ピザハットは4月18日から順次、250円の配達料を導入する。
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4月18日から50店舗で先行導入し、6月19日から全国の店舗に拡大する。
1973年(昭和48年)のピザハット日本上陸から50年の節目となる2023年に、「配達無料」を終了する大きな決断となった。
ピザハットでは、焼きあがったピザは、20分後も68℃の温度を保つという配達バッグ「ホットサック」に入れ、さらに、断熱材入りのバイクボックスで温かさを保持。デリバリー用のバイクは毎日点検し、運転経験が少ないスタッフにはベテランドライバーが同行。万が一のトラブルに備え、ドライブレコーダーの搭載も進めている。
「焼きたて」で「早くて安心」の品質を守るため、これまで「あらゆる策を検討してきた」とするが、人件費や燃料代が上がるなか、「無料で続けることは、どうしても難しくなった」と説明。「宅配ピザ店としてこだわってきた配達無料を、続けられなくなり申し訳ございません」「どうか、ご理解いただければ幸いです」などとしている。