「明治ほほえみらくらくミルク」ふたを閉められるキャップ付きに、容量は120mlと200mlの2種類へ
明治は、乳児用液体ミルク「明治ほほえみらくらくミルク」を、これまでのスチール缶入りから、ふたを閉められるキャップ付きのスチール缶入りに変更する。また、容量をこれまでの240mlから、120mlと200mlの2種類に変更、赤ちゃんの飲む量や月齢に合わせて使いやすい2つの容量をそろえ、利便性を向上させる。5月23日全国発売。
現行の商品を使用している人たちから、「飲み残しがでてしまう」との声が寄せられたことに対応した。
乳児用液体ミルクは、調乳の手間がなくそのまま与えられるのが特徴。「明治ほほえみらくらくミルク」は、粉ミルク「明治ほほえみ」と同等の栄養設計で保存料不使用の液体ミルクとして、2019年発売した。発売当初は災害備蓄としての活用も考え、たっぷりとした容量(240ml)で展開。その後、日常での利用シーンが広がる中、使用者から飲み残しがでてしまうという声が多く寄せられるようになり、一部、どのくらいの量をあげればよいか分からないという声も寄せられたという。
そこで、今回「日常使い」での利便性を向上させる目的で、ふたを閉められるリキャップ式の2種類の容量タイプへ変更、持ち運びしやすいスリムボトルへリニューアルした。中身の変更はなし。120mlは税込178円、200mlは税込232円。各サイズ、6缶パックのセットも販売する。セット商品には、缶からそのまま飲めるよう、ピジョン製の乳首を装着するための専用アタッチメントが付属する。
賞味期限は120ml商品が12カ月、200ml商品が18カ月。「日常」と災害などの「非日常」の両方に役立つ商品として認められたフェーズフリー認証商品となる。
明治によると、共働き世帯が7割まで増加した現在、調乳が不要である乳児用ミルクは、限られた時間の中で育児する人の育児負担の軽減になる。また、誰でも簡単にミルクをあげられることができるため、家族や周囲の人の協力も得ながら子育てする環境づくりのサポートにつながる。
明治は乳児用粉ミルク発売から100年の歴史があり、今後も品質、利便性にこだわった商品の開発、提供に取り組んでいくという。