日清製粉 小麦全粒粉「きたのまるこ」発売、北海道産小麦100%の業務用
日清製粉グループの日清製粉(株)(山田貴夫社長)は7月3日、業務用小麦全粒粉「きたのまるこ」を全国で発売する。
国産小麦を使用した全粒粉としては同社初の強力タイプで、原料には北海道産小麦を100%使用した。灰分1.6%、粗蛋白14.5%(標準値)、荷姿25kg袋。
特徴は「生地のまとまりやすさ、しっとりとした食感」。健康志向の高まりで全粒粉が注目を集める一方、生地のまとまりにくさやパサつき、えぐみなどの課題があることに注目。作業性の良さや食感向上を実現した。「高配合でも膨らみやすく、パンによっては100%配合も可能」とする。
商品名の由来は、原料小麦の原産地・北海道をイメージした“きた”と、小麦を丸ごと挽いた全粒粉や北海道産小麦100%使用という点からの“まるごと”に、パンの“まる(ろ)やか”な味わいをイメージした「まるこ」を組み合わせた。パッケージには「人々の健康を見守り、お客様の元に幸運を運ぶ縁起物」として、小麦をモチーフとした妖精のキャラクターをデザインした。
〈米麦日報2023年6月22日付〉