味の素冷凍食品 2023秋季新商品、塩分40%カット「白チャーハン」、「Cook Do」冷凍ミールキット、「クノール」冷凍スープなど
味の素冷凍食品は7月4日、2023年秋季新商品を発表した。
家庭用では減塩をテーマにした餃子や米飯のほか、味の素の調味料ブランド「CookDo」の冷凍ミールキットやスープブランド「クノール」の具だくさんスープを新提案する。業務用ではケーキ類や調理の手間を省けてさまざまなアレンジメニューが提供できる下味付き食材などホテルビュッフェ向け製品を多数そろえたほか、アレルゲン対応シリーズなどを新発売する。
家庭用では全国発売の新製品4品とリニューアル6品を、地域限定の新製品4品を、8月6日に発売する。
米飯の新製品「白チャーハン」(500g)は直火焼豚と卵、白葱を使用した、シンプルで定番のおいしさを目指したチャーハン。しかも同社従来品比で塩分40%カットを実現した。
味の素グループの独自の減塩技術を用いて、炒飯ならではのおいしさはそのままに、1食分(250g)の食塩相当量を、厚生労働省が推奨する1日の塩分摂取目標値の1/3以下(約1.8g)まで抑えた。
減塩製品としては「おいしく塩分配慮ギョーザ」と「おいしく塩分配慮エビピラフ」も新発売。いずれも減塩でもしっかりした味わいに仕上げている。
「Cook Do」ブランドを冠した冷凍ミールキットは回鍋肉(ホイコーロウ)と青椒肉絲(チンジャオロウスー)の2品を発売する。下ごしらえ済みの肉と野菜に、味の素の中華合わせ調味料ブランド「Cook Do」の調味料を組み合わせた。他に材料を準備する必要なく、フライパンで約5分炒めるだけでおいしい中華が出来上がる。東京・神奈川・千葉・埼玉・山梨・群馬・愛知・三重・岐阜・静岡限定発売。
「Cook Do」回鍋肉(2人前387g〔具材337g+ソース50g〕)はキャベツを素揚げして食感を活かしているのが特徴。「Cook Do」青椒肉絲(2人前302g〔具材244g+ソース58g〕)は具材に細切りのピーマンとタケノコ、しっとりやわらかな豚肉入り。
「クノール」を冠した冷凍スープはミネストローネとクラムチャウダーの2品を発売する。北海道野菜をたっぷり使用し、それぞれの野菜の風味や彩りを活かした、贅沢な味わいを楽しめる。電子レンジで簡単に調理でき、冷凍スープならではの食べ応えのある具材感やスープの風味の良さが特徴だ。東京・神奈川・千葉・埼玉・山梨・群馬限定発売。
「クノール」ミネストローネ(200g)はキャベツ、じゃがいも、にんじんなど北海道産野菜をたっぷり使用した香り豊かで濃厚な味わい。オリーブオイルの華やかな香りを立たせ、店で食べるような味わいに仕上げた。
「クノール」クラムチャウダー(200g)は皮つきのじゃがいも、にんじん、乳、帆立貝柱など北海道産の素材をたっぷり使用。帆立のうま味と乳の濃厚なコクが溶け込んだ仕上がり。いずれも電子レンジで簡単に調理できる。ボイル調理も可能。新製品はもう1品、「洋食亭」お弁当和風ハンバーグ(4個入160g)を発売する。
〈「ギョーザ」は香味野菜の風味アップ〉
「ギョーザ」は中具のにんにくや生姜といった香味野菜の風味をアップさせ、素材のおいしさをより感じられるような味つけにリニューアルする。噛んだ瞬間に広がる香味野菜の風味、噛むごとに感じる豚肉のうま味や肉汁のジューシーさ、最後に残る生姜の香り――といった、素材のおいしさをバランスよく組み合わせた味わいに仕上げた。
「レンジでギョーザ」もリニューアルする。中具の香味野菜の風味やジューシーさを改良し、具の量も1個当たり2g増量した。「エビ寄せフライ」「えびとひじきのふんわり揚げ」はおいしさはそのままに、減塩してリニューアル発売する。
大袋製品の「黒豚大餃子」と「海老大餃子」は紙を一部使用した袋パッケージに変更する。上質感のある材質で、従来品比で約36%のプラスチック使用量の削減を見込む。
〈冷食日報2023年7月5日付〉