「ボンカレー」6年ぶりの新商品、“刺激的”をテーマに3品展開/大塚食品
大塚食品は7月24日、「ボンカレー」ブランドから新商品「ボンカレーゴールド うま辛にんにく 辛口」「ボンカレーネオ 焦がしにんにく やみつきスパイシー 辛口」「同 スパイシー 後引く辛さ 大辛」を発売する。
それに先駆け6日に、メディア向け試食発表会を同社会場で実施した。「ボンカレー」の新商品は6年ぶりで、近年高まる刺激的な食品への需要に応えたとした。
レトルトカレー市場は、コロナ禍をきっかけに急速に成長し、2022年は前年比116%(金額ベース)、現在も伸長しているという。そうしたなかで「ボンカレー」は今年で55周年を迎え、最長寿のレトルトカレーブランドとして、ギネス世界記録に認定された。同社は、具材の国産野菜や60分間炒めたあめ色タマネギなど、ブランド価値を発信するとともに、時代のニーズに合わせて新商品を開発したという。
開発にあたっては、“刺激的”という言葉と、ニンニクを使用した商品の人気が高まっていることに着目した。直近でも、レトルトカレーにおいて辛口や大辛の商品が大きく伸長していることから、ニンニクや香辛料をテーマにした商品を開発したという。
試食会では、商品の特徴について、レトルト担当PMの中島千旭さんが説明し、「ボンカレーを買っていない人に買ってもらいたいという思いと、主力商品を変革したいという思いがあった。今回の新商品で、今までと違う味わいをきっかけに手に取ってもらえればと思う」と語った。
「ボンカレーゴールド うま辛にんにく 辛口」は、舌に残るニンニクのうまみとスパイスの辛みがクセになる味わい。180g、税抜190円。
「ボンカレーネオ 焦がしにんにく やみつきスパイシー 辛口」は、フライドガーリックの香ばしい香りと、粗挽きスパイスの満足感のある味に仕上げた。230g、同295円。
「ボンカレーネオ スパイシー 後引く辛さ 大辛」は、現在の「ボンカレー」では最も辛い商品。赤唐辛子と粗挽きコショウで後引く辛さに仕上げたという。230g、同295円。
調査によると、レトルト食品を普段の食事メニューとして利用する消費者は、2010年から2022年にかけて約65%増加している(マイボイスコム調べ)。
コロナ禍で在宅時間が長くなったことをきっかけに増加したユーザーの定着も見られ、レトルト食品は普段の食事の選択肢として浸透してきた。大塚食品は発売日から、火を使わないアレンジレシピをブランドサイトで公開する。「ボンカレー」をよりいっそう普段の食事で使ってもらうねらいだ。