アフターコロナの居酒屋選び調査、「店選びの手段」に変化/カクヤス
カクヤスは8月3日、同社のユーザーを対象に行ったアンケート調査の結果を公表した。
アンケート内容は、コロナ5類移行後賑わいが戻りつつある「居酒屋」に関して、お店選びで重視する点や愛される店の傾向について。調査は7月6日~9日、回答数は162。回答者の平均年齢は50.7歳。
調査結果からは、コロナ後居酒屋の店選びが変わった人は35.8%、店選びで重視することは「店の雰囲気」、「“売り”の料理」、「コストパフォーマンス」、初めて入る居酒屋の選び方は「外観」、「グルメサイト」、「友人・知人からのおすすめ」などの結果が得られたという。
コロナ前とコロナ後で居酒屋の店選びが変わったかを聞いたところ、「変わらない」が64.2%、「変わった」が35.8%となった。店選びで重視する点は何かを聞いた(複数回答可)ところ、「店の雰囲気」62.3%、「“売り”の料理」60.5%、「コストパフォーマンス」50.0%の結果となった。「お酒のラインアップ」は42.6%だった。
初めて入る居酒屋はどのようにして選ぶかを聞いた(複数回答可)ところ、最も多かったのが「お店の外観(佇まい、看板、のぼり、メニュー)」63.6%、「グルメサイト(食べログ、ぐるなびなど)」53.7%、「友人・知人からのおすすめ」41.4%の順。
カクヤスは「アンケート回答者の平均年齢は50.7歳と比較的高めだったこともあり、“SNS”は10%にとどまった。とはいえ、中高年層にもスマートフォン保有が定着し、ネットでの情報収集に活用しているせいか、“グルメサイト(食べログ、ぐるなび、など)”を使って店選びをする人は54%に達した。
その一方で、かつては情報収集の王道だった“テレビ番組、書籍、雑誌”は7%と低調だった。
こうした結果から、居酒屋選びの基準はコロナ前とコロナ後で大きく変わらないものの、店選びの手段には変化があったことが見てとれる」と分析した。
〈酒類飲料日報2023年8月8日付〉