キリン「氷結」オーストラリアで製造販売を開始、仕様・パッケージ新たに「KIRIN HYOKETSU LEMON」開発
キリングループのオセアニア酒類事業を担う、Lion Pty Ltd(以下「ライオン」)は8月21日から、キリンビールが販売する「キリン 氷結 シチリア産レモン」を現地で製造し、「KIRIN HYOKETSU LEMON」としてオーストラリアで発売する。
「氷結」の特徴である「みずみずしく、スッキリとしたおいしさ」はそのままに、これまで培ってきたブレンド技術などを生かしつつ、オーストラリアでの健康志向ニーズの高まりに合わせ、糖類0.3g未満・カロリー116kcal・アルコール度数6%の仕様で、新たに開発した。
パッケージは日本でも好評のブルー×シルバーをクロスし、パッケージ全体でみずみずしい果実感を表現した。「みずみずしく、スッキリとしたおいしさ」に加え、「明るく楽しい」印象が感じられるデザインに仕上げた。
キリンホールディングスは、今回オーストラリアで発売することとなった背景を「近年、オーストラリアでは多様性のある消費の拡大や、技術力の向上による味覚評価の高まり、爽快感を感じられることなどを背景にRTD市場が拡大しており、2019年から2022年の年平均成長率は15%増と伸長し、新たなお酒の文化として定着している。また、2023年から2026年までの年平均成長率は約4%増と見込まれ、注目が集まっている」「中長期的に訪日オーストラリア人の人数は増加傾向にあることに加え、現地では日本の食文化がトレンドとなるなど、豪州での日本文化浸透が進んでいる」と説明している。
〈酒類飲料日報2023年8月22日付〉