みやぎ生協“新米発売セレモニー”で「ひとめぼれ」おにぎり配布など実施

みやぎ生協「新米発売セレモニー」
みやぎ生協「新米発売セレモニー」

みやぎ生協は9月21日、宮城県仙台市内の「みやぎ生協 荒井店」で新米発売セレモニーを開催した。

生産者のほか県農政部、全農宮城県本部の関係者も参加し、新米ひとめぼれのおにぎりを来店客に配布した。

みやぎ生協「新米発売セレモニー」ひとめぼれおにぎり配布の様子
みやぎ生協「新米発売セレモニー」ひとめぼれおにぎり配布の様子

みやぎ生協の冬木勝仁理事長は冒頭、「2023年は非常に高温で収穫が例年より10日ほど早く始まったので、新米発売セレモニーの開催も早まった。収穫量は2022年並みだ。ただ、今年は全般的な物価高騰を背景に、販売価格は昨年より100円程度高い2380円/5kgとした。生産者の手取りはその分若干上がるが、資材価格や電気・光熱費などのコストが上昇している中、売価が上がっても生産者の状況はかなり厳しい」としたほか、「新米発売を記念し、9月21日から24日までひとめぼれ1980円/5kgで販売する。たくさんお買い求めいただきたい」などと挨拶した。

生産者代表として登壇したのは、みやぎ産直米生産者協議会の三瓶隆一会長。令和5年産米の品質について「猛暑の影響で等級が下がってきているのが現状だが、食味はたいへん美味しくできた」とし、「物価高の中でも米はまだ安い。ぜひ新米を食べていただき、消費拡大に繋げてほしい」と呼びかけた。

また、宮城県農政部の齋藤裕副部長は「県内では先週から本格的に刈取が始まった。県南・沿岸部を中心に収穫が進んでおり、9月19日時点で全体の約20%が終了した」などと報告した。みやぎ生協は産直ブランド「めぐみ野」を展開しており、ひとめぼれを皮切りに今後、ササニシキ、つや姫などの新米も店頭に並ぶ。

〈米麦日報2023年9月25日付〉

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