冷食専門店「フローズンジョー」、2号店を横浜・二俣川駅にオープン、外食・健康などトレンドを意識 他店にはない商品で差別化

「FROZEN JOE'S(フローズンジョー) ジョイナステラス二俣川店」
「FROZEN JOE'S(フローズンジョー) ジョイナステラス二俣川店」

冷凍食品の専門商社であるアイスコは9月28日、冷凍食品専門店の2号店「FROZEN JOE’S(フローズンジョー) ジョイナステラス二俣川店」(横浜・二俣川)をオープンした。

1号店から冷凍食品の品ぞろえを約1.5倍に広げたほか、人気飲食店の商品や、高まる健康志向に応えた商品などをそろえた。冷凍食品と相性の良い冷蔵品や常温品も置いている。

「FROZEN JOE'S(フローズンジョー) ジョイナステラス二俣川店」商品例
「FROZEN JOE’S(フローズンジョー) ジョイナステラス二俣川店」商品例

「フローズンジョー」は冷凍食品の卸売のノウハウを活かし、独自商品やトレンド商品などを多数そろえた店舗で、調達から販売までをアイスコで手掛けている。2022年12月に神奈川・元住吉に1号店をオープンした。客単価はオープン時から安定して推移しているとのことで、平日は1,500円、休祝日は1,800円ほどだったようだ。

今回オープンした二俣川駅の周辺は、東急東横線が新たに接続するなど人の往来が増えつつあるエリアだ。ファミリー層や共働きの人なども多く住んでおり、新店舗で扱う冷凍食品は600品。うち約半数が新規商品になっており、人気の高まっている外食店の商品やご当地グルメ、健康志向に応えた商品などで訴求する。

今回、生活習慣に必要な野菜などをふんだんに使ったメニューを展開する「GREEN SPOON」の商品を小売店では初めて扱う。「GREEN SPOON」は、簡単な調理で健康的な料理を楽しめる商品群で、モデルの冨永愛とのコラボ商品として冷凍スープも販売している。

他にも、漫画「ゆるキャン」に出てくる商品のモデルになった「ジューシーくんハンバーグ2個入り」や、小売店では初の取り扱いとなる家系ラーメン「一二三家」の商品、「渋谷カオマンガイ」など、有名レストランの商品だけで約40品をそろえている。

他にも、「しずてつストア」が手掛ける商品に加え、約100品目のスイーツやアイスクリームは、一部の百貨店やネット通販でしか購入できなかった商品も導入している。

9月27日に行われた内覧会で、アイスコ専務取締役の三國慎氏は「コロナ禍に伸びた冷凍食品の需要は今も順調に推移しており、ロス削減の観点からも支持は広がっている。1号店で好評だった商品や、人気の高まっている商品群などで支持を得られたら」と話した。

【「FROZEN JOE’S ジョイナステラス二俣川店」店舗詳細】

▽店舗面積:40坪▽営業時間:10~21時▽冷凍食品数:約600品目▽所在地:神奈川県横浜市旭区二俣川2丁目50-14(相鉄線「二俣川駅」ジョイナステラス2・2階)

〈冷食日報2023年9月28日付〉

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近年の冷凍食品をめぐる情勢は、共働き世帯の増加や家族構成の変化、また飲食店や量販店の惣菜売場の多様化によって需要が増加しています。一方で、家庭用冷凍食品の大幅値引セールの常態化はもとより、原料の安定的調達や商品の安全管理、環境問題への対応など課題は少なくありません。冷食日報ではこうした業界をめぐるメーカー、卸、そして量販店、外食・中食といった冷凍食品ユーザーの毎日の動きを分かりやすくお伝えします。

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昭和47年(1972年)5月
発行:
昭和47年(1972年)5月
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