福留ハム 主力商品のロースハム・ベーコンにエコトレー採用、「瀬戸内ウインナー」で瀬戸内ブランドの訴求を強化
福留ハムの2023年秋の食肉加工食品の施策では、同社が掲げる「昴(すばる)ESG憲章」やSDGsへの取組みの一環として、主力商品の「ロースハムスライス」「ベーコンスライス」について、今秋ごろを目途に使用済みトレーを再生したエコトレーに変更、ラベルデザインも一新する予定だ。サラダやサンドイッチ、炒め物など、幅広い料理に使用できる人気商品。
今回、トレーをエコトレーに変更することで、原油から新しく作るトレーに比べてCO2の排出量を約3分の2に抑えることができ、CO2の排出抑制効果は年間約13tとなる見込みだ(当該商品の2022年7月~23年6月の実績数値に基づき算出)。
また同社は、環境省が推進する地球温暖化対策推進運動「COOL CHOICE」に賛同・登録している。「COOL CHOICE」は脱炭素社会づくりに貢献する「製品への買換え」「サービスの利用」「ライフスタイルの選択」など、日々の生活の中で、あらゆる「賢い選択」をしていこうという取組み。今回の主力商品のエコトレー変更を通じて、脱炭素社会への一助を担っていく方針だ。
2022年末に新商品として投入した「瀬戸内ウインナー」は、今夏からパッケージに「瀬戸内ブランド」マークを入れている。
天然羊腸使用による、パリッとした食感と一般的なウインナーと比べて径が太く食べ応えがあるのが特徴。商品に含まれている食塩の91%を兵庫県赤穂市で生産される「瀬戸内産の塩」を使用していることや、岡山県浅口市の岡山昴工場で生産していることから「瀬戸内ブランド」商品にも登録されている。
今回のパッケージ・リニューアルを通じて、消費者に「瀬戸内ブランド」の認知と価値向上を図っていく方針だ。
〈畜産日報2023年9月29日付〉