味の素AGF「カムバック採用制度」導入開始、退職後の外部経験をキャリアと捉え、イノベーション創出につなげるねらい
味の素AGFは10月1日から、「カムバック採用制度」を新設した。諸事情により退社せざるを得なかった従業員が、退職後に得た知識や経験、スキルを活かし、正社員として同社に再び就職できる制度となっている。多様な人材を受け入れ、最大限に能力を発揮してもらうダイバーシティ&インクルージョン推進の取り組みという。
対象者は、正規社員(基幹職または一般職)として同社に1年以上勤務していた者。かつ、育児・家族介護・配偶者の転勤・他社への転職などの理由により自己都合退職した者としている。
選考方法は、通常のキャリア採用と同様の選考を行い、採用時の処遇は退職後のキャリアや選考時の能力などに応じて再設定するという。
味の素AGFは、退職後の外部経験を1つのキャリアとして捉え、新しい価値として受け入れることで同社のイノベーション創出につなげることが目的とする。また、同社の現従業員にとっても、働き方の選択肢が増えたことにより、ライフステージなど環境が変化した際にも安心して働くことができるとしている。