フジッコ、子育て男性社員を対象に食育料理研修を実施、育児制度への理解を深める
フジッコは10月25日、神戸本社8人、東京FFセンター9人の男性社員を対象に、ダイバーシティ推進グループ主催で「子育て社員応援!食育料理研修」を開催した。
仕事と育児の両立を実現しワークライフバランスをサポートする取り組みの一つで、2022年の開催に続き2回目となる。
この研修は、「男性社員の育児参加を促す」、「自社商品の理解を深める」、「子育てに関わる制度利用の理解」、「ワークライフバランスを実現する職場の在り方を考える」、「同年代の子どもを持つ男性同士のネットワーク作り」を目的としている。
2022年に開催したところ、「育児中の男性の交流の機会になった」など好評だったという。今回は、神戸市内の本社と都内の東京FFセンター(オンライン)で同時に実施した。本社には0歳から11歳までの子どもを持つ男性社員が参加した。
山下正義人事総務部長は開催あいさつで、「男性の育児休暇(特別休暇5日間)の取得は100%だが、育児休業は3割に満たない。そういったポイントを高めたい。部下や後輩にこのイベントを普及してもらうほか、休業・休暇を広める役割を果たしてほしい」と呼びかけた。
新事業開発部の鍵和田崇シェフが講師となり、昆布とかつおのだしの取り方をはじめ、休日の夕食をテーマにした料理研修を行った。子どもの味覚を養い、成長を促すメニューを用意。素材のおいしさや食感を最大限引き出す裏ワザを伝授した。フジッコ商品も活用し、消費者目線で理解を深めた。
「皮パリパリチキンステーキ」には、フライパンに残った鶏油で「蒸し大豆」を炒めた焼き大豆を添えた。この鶏肉と昆布かつおだし、「野菜炊き合わせ」を使った1品も用意。「豚しゃぶのサラダ」には、市販のごまドレッシングに「まるごとSOYカスピ海ヨーグルト」を加えて味の濃さを調整しつつ栄養をアップしたドレッシングを使った。
調理実習・試食後には、育児に関する両立支援制度の説明や、休暇取得者からの経験談やディスカッションが行われ、育児に関する制度への理解を深めた。これらは社内報でも発信する予定だという。
〈大豆油糧日報2023年10月30日付〉