セブン-イレブン「みらいデリ」新商品発売、カテゴリー幅広げシリーズ展開強化、植物肉「ミラクルミート」と肉や魚を混ぜる「ハイブリッド製法」も採用
セブン‐イレブン・ジャパンは11月2日、「みらいデリ」商品のラインアップ拡大について発表した。
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セブン‐イレブン・ジャパンは、環境負荷の低減と安定的な生産を実現している原材料を採用した新シリーズ「みらいデリ」を、ことし7月から展開している。植物由来の素材や工場野菜を使用したおにぎりや揚げ物惣菜、サラダに加え、ラーメンスープの素材の一部置き換えや、サステナブルなパスタ麺を採用するなど、カテゴリーの幅を拡げながらシリーズの展開を強化するとしている。新商品の発売は、10月30日から順次行っている。
〈「みらいデリ」新商品〉
◆「みらいデリ おにぎり ツナマヨネーズ」
価格は税込(以下同じ)145.80円。販売エリアは全国。発売は11月7日、沖縄は11月14日。黄エンドウ豆由来の原料と通常のツナを使用したツナマヨネーズを採用。出汁など魚介の旨味を加え、より風味が感じられるツナマヨネーズにリニューアルした。
◆「みらいデリ おむすび 和風ツナマヨネーズ」
価格は162円。販売エリアは全国。発売は11月7日。直巻のおむすび「和風ツナマヨネーズ」の中具に、「みらいデリ おにぎり ツナマヨネーズ」同様、黄エンドウ豆由来の原料を一部使用したツナマヨネーズを使用している。和風だしを効かせ、ご飯にツナ煮も加えたおむすびに仕立てた。
◆「みらいデリ キーマカレー」
価格は540円。販売エリアは全国。発売は11月5日から順次。植物由来の原料とひき肉を使用したキーマカレー。12種類のスパイスと香味野菜を“じっくり”と炒め、野菜の旨味を引き出した本格的な味わいに仕上げた。
◆「みらいデリ 博多一風堂監修 とんこつラーメン」
価格は615.60円。販売エリアは全国。発売は10月30日から順次。豚骨と豆乳を組み合わせ、“豊かな”香りとコクが特徴のスープに仕立てた。チャーシューの一部にも大豆由来の植物性たんぱく質を使用している。
◆「みらいデリ ごま豆乳担々麺」
価格は626.40円。販売エリアは首都圏、長野山梨、静岡、関西、中国、四国。発売は11月15日から順次。担々スープは畜肉と植物由来の素材であるごま豆乳を加えてコクのある味わいにした。肉味噌にも、植物由来の素材を使用している。
◆「みらいデリ ラップ タコスミート」
価格は321.84円。販売エリアは沖縄除く全国。発売は10月31日から順次。玉ねぎと大豆由来の原料、レッドキドニーなどを使用したタコスミートのラップサンド。コーンとハラペーニョを使用したサルサソースが味のアクセントだという。
◆「みらいデリ ロール たんぱく質が摂れるチキン&チリ」
価格は442.80円。販売エリアは沖縄除く全国。発売は11月7日から順次。従来から使用していた大豆由来のひき肉のチリソースを、よりトマトの旨味を感じられるソースにリニューアルした。
◆「みらいデリ ロール ツナ&ブロッコリー」
価格は280.80円。販売エリアは沖縄除く全国。発売は11月7日から順次。黄エンドウ豆由来の原料を一部使用したツナサラダやブロッコリーなどを挟んだロールパン。食物繊維の含有量が高い粗挽きのライ麦を配合した風味のよいセミハードパンを使用している。
◆「みらいデリ ツナマヨネーズロール」
価格は159.84円。販売エリアは沖縄除く全国。発売は11月7日。黄エンドウ豆由来の原料とツナ、マヨネーズ、などを合わせ、ふんわりとしたパン生地に絞って焼き上げた、食べ応えのある惣菜パン。
◆「みらいデリ チリミート&スパイスチキンサラダ」
価格は429.84円。販売エリアは沖縄除く全国。発売は11月7日から順次。大豆由来素材を使用したチリミートやスパイスチキン、コーン、レッドキドニーなどを盛りつけた、様々な具材が楽しめるサラダ。サウザンドレッシング付き。
◆「みらいデリ 担々風ラーメンサラダ」
価格は410.40円。販売エリアは北海道除く全国。発売は11月7日。大豆由来の素材を使用した肉味噌や生野菜を担々特有の旨味と唐辛子、花椒の刺激のある旨辛のドレッシングで和えて食べる、担々麺風のラーメンサラダ。
◆「みらいデリ ジューシーメンチカツ」
価格は190.08円。販売エリアは全国。発売は11月7日、北海道は11月8日。植物由来の原料を一部使用したメンチカツ。赤身比率の高い牛肉を使用することで、肉の旨みと食感が味わえる。店内で揚げることで、衣は“サクサク”、中は“ジューシー”な揚げ物惣菜。
◆「みらいデリ パスタ 彩り野菜のトマトソース」
価格は680.40円。販売エリアは東京都。発売日は11月22日。株式会社ZENB JAPAN開発の、「ZENB NOODLE」をパスタ麺に使用する。うす皮までまるごと使用した黄エンドウ豆100%で作られたパスタ麺。“じっくり”炒めた香味野菜とツナをトッピング。
〈フードテックベンチャーDAIZ、セブン-イレブン専用開発植物肉原料を供給〉
セブン-イレブンの「みらいデリ」シリーズ新商品発売に伴い、植物肉原料「ミラクルミート」を開発・製造するフードテックベンチャーのDAIZは、新発売商品11種類を含む12商品へセブン-イレブン専用に開発した植物肉原料の供給を拡大したと発表した。
DAIZと味の素がセブン-イレブン専用の植物肉原料を開発した。
DAIZによると、欧州を中心とした植物肉市場では、肉や魚との共存、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質を組み合わせる「ハイブリッドフード」という考え方が広まりつつあるという。DAIZは、余計な添加物を加えずに「おいしさ」を実現するため、植物肉原料「ミラクルミート」と、肉や魚を混ぜる「ハイブリッド製法」を推奨している。
「みらいデリ」シリーズでは、「おにぎり」や「キーマカレー」、「ごま豆乳担々麺」、「メンチかつ」などの商品でハイブリッドフードを採用している。