カゴメ 家庭用147品・業務用158品を価格改定、2024年2月1日から、農産物原料高騰と資材費上昇で
カゴメは2024年2月1日の出荷分から、家庭用と業務用の一部食品・飲料の出荷価格を改定する。対象商品は、家庭用で計147品目、業務用で158品。11月27日に発表したもの。
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昨今、同社商品の主要原材料であるトマト・にんじん・りんご・オレンジなどの農産物原料の世界的な高騰に加え、資材費等も上昇が続いていることが要因という。
家庭用の食品は、「カゴメトマトケチャップ」をはじめとしたトマトケチャップ、トマト調味料類、ソース、パスタソースなどの65品目。出荷価格は最大16.4%値上げとなる。
家庭用の飲料は、「野菜生活100オリジナル」などの野菜飲料、トマトジュース、果汁飲料の82品目。出荷価格を最大13.6%の値上げ。
業務用の食品は、トマトケチャップ・トマト調味料類・ソース・調理済食品などの125品目。出荷価格は最大13.8%値上げとなる。
業務用の飲料は、トマトジュース・野菜飲料・果汁飲料などの33品目。出荷価格は最大34.2%値上げする。
カゴメは、「全社を挙げた合理化と経費節減に取り組んでおりますが、これからもお客様に高品質で安心・安全な商品を安定的にお届けしていくためには、コスト上昇分を企業努力だけで吸収することは極めて困難であり、やむを得ず出荷価格の改定を実施させていただくことといたしました」などとしている。
野菜系飲料の価格改定では、伊藤園が10月27日に、来年2月から野菜系飲料製品の51品を4.8%~15.8%値上げすることを発表していた。同社も野菜系飲料に使用している野菜汁や果汁・果物が、原産国の天候不順による不作や病害の影響により、世界的に供給がひっ迫し、価格が高騰していることなどを価格改定の要因とした。