3種の銘柄を厳選しブレンド「新潟県産 大粒ごはん3食」/テーブルマーク【食品産業技術功労賞】
パックごはん市場における付加価値化は、五穀米などで健康機能や使用米のブランドを打ち出すのが通例だが、テーブルマークは食感と味で近年、人気が高まっている「大粒米」に着目し、新潟県産の3種銘柄米のブレンドという形で“大粒米”の価値を打ち出した。2022年3月発売。
同社の工場は新潟県魚沼市にあり、今回ブレンドした3種銘柄米とのつながりも強い。
新潟県の大粒米の中から、粒感があり、粘りの強い、甘みとコクが特徴の「新之助」と、つやがありほどよい粘りとかたさが特徴の「つきあかり」、冷めてももっちり感が持続する、あっさりやわらかめの「みずほの輝き」—という3種を最適にブレンドし、粒感、甘み、粘り、つや、弾力、風味—の6要素のバランスがよくなるように作り上げた。
同社のパックごはんは魚沼の水を使用し、トレーで炊き上げる「トレー炊飯」と、独自の「二段階加熱製法」により、米のおいしさを引き出しているのが特徴だ。
この「新潟県産 大粒ごはん3食」は、第53回 食品産業技術功労賞「商品・技術部門」を受賞した。
なお「食品産業技術功労賞」は、食品産業新聞社が1971年から実施する顕彰事業。食品産業の発展に著しく貢献した企業、または個人、団体を顕彰するもの。部門は、「商品・技術部門」「資材・機器・システム部門」「マーケティング部門」「サステナビリティ部門」「国際部門」「地域創生部門」の6つがある(2023年時点)。
「第53回 食品産業技術功労賞審査」の選考委員(敬称略)は、一般財団法人食品産業センター理事長 荒川隆、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門所長 髙橋清也、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所理事国立健康・栄養研究所所長 瀧本秀美、独立行政法人酒類総合研究所理事長 福田央、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)農林水産・食品部長 森下興、日本チェーンストア協会専務理事 牧野剛、食品産業新聞社代表取締役社長 馬上直樹。
〈食品産業新聞 2023年12月4日付より〉