機能拡充しソリューション提供、衛生管理のクラウドサービス「GRASP」/サラヤ【食品産業技術功労賞】
衛生管理のクラウドサービス「GRASP」(グラスプ)は、食品現場の衛生管理情報をWEB上で一元管理して、HACCP制度化に対応するとともに、省力化も実現するサービスである。
「GRASP」 はこれまで400社以上の導入実績があり、2022年は衛生管理の高まりもあり売上は2021年比140%で伸長した。
好評の理由は、ハード(薬剤・機器)とソフト(衛生サポート)の両方から、食品現場の衛生管理をサポートする点。「GRASP」を有効活用するため衛生管理の専門スタッフ「食品衛生インストラクター」が現場を強力に支援する。全国17拠点に約90名を配置し、その手厚いサポート力は業界でトップ。サービス提供者としてISO22000認証取得は国内初である。
「GRASP」のサービス開始から2023年で10周年を迎え、食品衛生インストラクター制度が開始されてから35周年が経つ。食品衛生インストラクターは年間1万施設以上の取引先に対して衛生管理サポートを提供している。
この衛生管理のクラウドサービス「GRASP」は、第53回 食品産業技術功労賞「資材・機器・システム部門」を受賞した。
なお「食品産業技術功労賞」は、食品産業新聞社が1971年から実施する顕彰事業。食品産業の発展に著しく貢献した企業、または個人、団体を顕彰するもの。部門は、「商品・技術部門」「資材・機器・システム部門」「マーケティング部門」「サステナビリティ部門」「国際部門」「地域創生部門」の6つがある(2023年時点)。
「第53回 食品産業技術功労賞審査」の選考委員(敬称略)は、一般財団法人食品産業センター理事長 荒川隆、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門所長 髙橋清也、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所理事国立健康・栄養研究所所長 瀧本秀美、独立行政法人酒類総合研究所理事長 福田央、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)農林水産・食品部長 森下興、日本チェーンストア協会専務理事 牧野剛、食品産業新聞社代表取締役社長 馬上直樹。
〈食品産業新聞 2023年12月4日付より〉