集団給食協会、「親子クリスマスケーキづくり」イベント開催
集団給食協会は2023年12月17日、「親子クリスマスケーキづくり」イベントを武蔵野栄養専門学校(東京都・豊島区)で開催した。これは東京都食育推進協議会の一員である集団給食協会の食育事業。毎年恒例のイベントだったが、コロナ禍の影響で4年ぶりの開催となった。30組の応募の中から厳正な抽選で選ばれた20組の親子が参加した。
参加対象者は東京都内在住・在学の小学生だが、保護者も出席できるので、子どもの料理体験の場であることはもちろん、親子の思い出づくりにもなっている。子どもたちは料理に主体的に取組み、その楽しさを実感していた。
ケーキづくりの講師は、武蔵野栄養専門学校の坂口純也さんが務め、学校所属の職員と生徒が調理をサポートした。
坂口さんは子どもたちにも分かりやすい平易な言葉で、材料の確認、作業工程、美味しく作るための工夫点を説明。参加者はモニターに映し出された先生の動きを見ながら、丁寧に調理を行った。
スポンジづくりの工程では、子どもがかき混ぜやすいように、保護者がボウルをしっかり支えていた。スポンジのたねができたら、たねを型に流し込み、180度のオーブンで25分間焼成した。
スポンジが徐々に焼き上がり、かぐわしい匂いが調理室を覆うと、「焼けた!焼けたよ!」と子どもたちから歓声が上がった。
子どもたちは保護者と一緒にスポンジの型を丁寧に外して、スポンジを包丁でカット。目をキラキラ輝かせながら、ケーキのデコレーションに熱中した。
ケーキが出来上がると、子どもたちは保護者と一緒に写真を撮って喜びを分かち合っていた。
イベント終了後、坂口さんに感想を尋ねると「今年は皆さん、ケーキがきれいに完成していたので、いい思い出になったと思う。子どもが大好きなので、来年以降もぜひ講師をやりたい」と笑顔を見せた。
「オリジナルクリスマスケーキ(15cm丸型 1台分)レシピ」
〈材料〉
[スポンジケーキ]卵2個、砂糖40g、薄力粉60g
[シロップ]砂糖10g、水20g
[デコレーション]生クリーム400g、砂糖40g、いちご8粒、チョコプレートなど
〈作り方〉
〈1〉卵を卵黄と卵白に分ける
〈2〉卵白をしっかりと泡立て、砂糖を加えてさらに泡立てる
〈3〉泡立てた〈2〉に卵黄を加えて混ざったら、薄力粉をふるい入れて、しっかり混ぜ合わせる
〈4〉〈3〉を型に流し入れ、180度のオーブンで25分焼き上げる
〈5〉焼きあがったスポンジを横にカット(2枚に分ける)して冷まし、シロップを塗った生地にクリームを塗って、デコレーションして完成