ハウス食品が「カレーの街よこすか」で出前授業、カレーで食品ロス削減やSDGsに貢献
ハウス食品は1月26日、横須賀市立汐入小学校で出前授業を行い、汐入小学校6年生の児童16人が参加した。横須賀市立学校の給食にカレーライスが提供される「全校一斉カレーの日」にあわせて実施したもの。
ハウス食品グループ本社コーポレートコミュニケーション本部広報・IR部渉外課主席の堀井志郎氏が講師を務めた。講義では、日本や世界におけるカレーの歴史をクイズ形式で振り返った。その後、カレーに使う食材には地域性が見られることや余った食材を使ってカレーを作ることで食品ロス削減に貢献できることなどを説いた。
さらに、スパイスの触感や香りの違いを確かめながら、クミンやターメリックなど4種のスパイスを使ってカレーを作り、できあがったスパイスカレーを「とんがりコーン」に振りかけて実食した。参加した児童からは「自分だけのスパイスを作ることができてうれしかった」「世界では色々なスパイスが使われていると知ってびっくりした」などの感想が寄せられた。
堀井氏は「食品ロスやSDGsという言葉に理解を示す子どもが多く、大変驚いた。そうした社会課題にカレーという身近な食がつながり、社会に貢献できることが伝えられてよかった」と話す。
横須賀市では1999年から「カレーの街よこすか」のPR活動を展開し、毎年1月の最終金曜日に給食でカレーライスを提供している。コロナ禍で一時中断していたが、今年4年ぶりに復活した。市立小学校46校、市立中学校23校、市立特別支援学校2校で約2万7000食分を提供した。