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ロボットによる自動化が進む冷食のバラ仕分け作業
ロボットによる自動化が進む冷食のバラ仕分け作業

冷食ブームによる流通量の増加と物流現場の人手不足。双方の溝を埋めるソリューションとして、倉庫ロボット導入による自動化への期待が高まっている。中でも負荷が大きいとされる「バラ出荷」作業の自動化は、冷凍冷蔵倉庫を運営する事業者にとっては待ったなしの状況だ。

冷食のバラ出荷作業には、すでにDAS(Digital Assort System)やSAS(Shutter Assort System)、音声仕分けシステムなどを導入し効率化に取り組む事業者も多い。それをさらに加速させたいというニーズに応えることで導入数を伸ばしているのが、立体型仕分けロボット「オムニソーター」だ。

15坪ほどのスペースに設置可能で1,200pcs/hの高速仕分けができるオムニソーターは、2022年の国内初投入からすでに50台以上が販売されている。当初は急拡大するEC物流現場での活用を想定していたが、物流展での実機展示をきっかけに冷食物流での有用性を見出され、その後は口コミを通じて食品物流事業者に広がっているという。

吉田海運ロジソリューションズ株式会社 安井取締役

〈スーパー向け冷凍食品の仕分け作業時間が従来の3分の1に短縮〉

冷食バラ出荷現場におけるオムニソーターの可能性をいち早く見出し、食品物流では国内初導入に踏み切った吉田海運ロジソリューションズ株式会社。九州を拠点に創業100年以上の歴史を持ち、現在は重量物から食品まで幅広い商品を取り扱う総合物流事業を展開している。同社取締役の安井豪志氏は、オムニソーター導入を決めた背景を次のように話す。

「将来にわたる競争力を確保するため、生産性向上に繋がる次世代システムについて情報収集を進める中、展示会でオムニソーターに出会った。機能性や処理能力、サイズ感などが求めていたイメージにぴったりで、次に導入するシステムはこれしかないと判断した」。

オムニソーターを導入した同社小郡物流センター(福岡県小郡市)は食品に特化した物流拠点で、九州最大規模といわれる冷凍自動倉庫が据え付けられるなど、先進的な取り組みを積極的に行っている。

「今後のさらなる事業拡大に向けて、現状の人員でより多くの価値を生み出せるよう業務の省力化・自動化を進めている。小郡物流センターで取り扱う食品はアイテム数も配送先も多く、賞味期限管理や温度帯管理などのきめ細かい対応が求められる。出荷時のピッキングと仕分け作業の生産性向上が、センター全体の競争力強化に繋がるのは明らかだった」(吉田海運ロジソリューションズ安井取締役)。

スーパー向け冷凍食品の仕分け作業にはセットアップも含め3時間ほどかかっていたが、オムニソーター導入後は1時間ほどに短縮。仕分け精度も高く、顧客からは好評だという。作業時間短縮により生み出された2時間は別の業務に振り向けられるため、今後の運用次第で導入効果はさらに膨らむと自信を見せる。「オムニソーターは“育て甲斐がある“」(安井取締役)という言葉通り、活用範囲を徐々に広げながら運用しており、すでにスーパー向けの店舗別仕分けで大幅な効率化を達成。その後、加工食品の配送先別仕分けにも範囲を広げ、さらに夜間帯でのスーパー向け店舗別仕分けの運用準備も進めている。

また、同社では須恵第2物流センター(福岡県糟屋郡)に2台目のオムニソーターを導入しており、「ジャムや調味食品などガラスびん入り商品の割れ物対策がクリアされれば、3台目の導入も検討したい」と、自動化による事業拡大に一貫して攻めの姿勢だ。

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