江崎グリコ、クリームがハート型の「ビスコ」4月16日から限定発売、クリーム量を減らさずハートの形を実現
江崎グリコは4月16日、クリームの形がハートになった「ビスコ」4種類を全国で発売する。
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取り扱い店舗の在庫状況に応じて順次、ハートのクリームの「ビスコ」へ切り替わる。ハートのクリームの「ビスコ」は、在庫がなくなり次第終了。
ハートのクリームの「ビスコ」は4種類のフレーバーで展開する。「ビスコ」「ビスコ〈発酵バター〉」「ビスコ〈いちご〉」「ビスコ〈メープル〉」。パッケージには“ハートのクリーム!”と記載している。
「ビスコ」は、発売91周年を迎えた乳酸菌クリームサンドビスケット。生きて腸に届く乳酸菌と食物繊維を配合しているほか、カルシウムやビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンDを含んでいる。
〈江崎グリコ ハートのクリームの「ビスコ」〉
江崎グリコでは、これまで親子に向けたさまざまな企画を行ってきたが、今回初の試みとして、こどもの日や母の日がある時期に向けて、ハートのクリームの「ビスコ」を限定発売するという。なお、ハートの形を実現するにあたって、クリームの量は減らしていない。
「5月はこどもの日や母の日があり、家族の大切さを実感することが多い月。そして、こどもの日や母の日は特別に感謝や愛情を伝えることで、お互いの笑顔をいつも以上に見ることができる日。ぜひ、ハートのクリームの『ビスコ』で、ありがとうを伝えませんか」(江崎グリコ)。
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◆ハートのクリームの「ビスコ」開発背景
今から3年ほど前、「ビスコ」のブランド担当者は「ビスコのビスケットをめくって食べたことがある」という消費者の声をヒントに、ビスケットをめくって楽しんでもらえる企画として、2枚のビスケットを重ねてハートの形をつくる提案を行った。さらに「ビスケットをめくった時に、クリームがハートの形になっている。そんなことがいつか実現できたら素敵だな」といった思いを描いていた。また、偶然、「ビスコ」を生産する担当者も「ビスコに愛を込める提案をしたい」という思いから同様の企画を考えていたという。
そんな中、2023年、生産する担当者が試作品を作り、「ビスコ」のブランド担当者に提案。偶然にも「ビスコ」に携わる関係者の思いが一致したことで、本格的に開発、生産の検討をスタートすることになった。
高速で動く工場の生産ラインで、クリームの量を減らすことなくハートの形を実現することは、予想していたものの困難を極めたという。クリームが単なる円形になってビスケットからはみ出してしまったり、上部のくぼみが小さく「桃」や、逆に左右が尖りすぎた「羽を広げたカモメとも、Vの字ともいえるような」形になったりするなど、なかなかハートの形にならなかった。ラインのスピードやクリームを送り出す量、タイミング、ビスケットの被せ方など試行錯誤を繰り返し、ついにハートのクリームの「ビスコ」の発売に至ったとしている。