アメリカ大豆輸出協会、ABCクッキングスタジオに協賛、SSAP認証マークの納豆と豆腐バーで料理/USSEC
アメリカ大豆輸出協会(USSEC)は、3月29日に東京都千代田区のABCクッキング丸の内グラウンドで開催された大豆のサステナブルセミナーと親子クッキングレッスンに協賛した。
セミナーでは、USSECの立石雅子副代表が、米国大豆は持続可能な方法で生産されていることなどについて講義を行った。大豆アニメ「ソイ・ストーリー」も上映され、主人公であるソイも登壇した。
レッスンでは、米国大豆のSSAP認証を取得しているセブン-イレブンのPB「セブンプレミアム」の豆腐バーと納豆を使った料理2品が調理実演された。午前と午後の2回で約40組80人の親子らが参加し、お土産として「セブンプレミアム」の納豆と、同じくSSAP認証製品のアサヒコ「豆腐バー」が用意された。
米国大豆セミナーでは、立石副代表が子どもたちに向けて分かりやすく講演した。世界の大豆生産量は約3.8億tで、そのうち米国では約3割を占める1.2億tが30州で生産されていることを紹介した。「いろんな地域で作られているので、日本が必要な時にいつでも必要なだけ購入することができる」と、安定供給が可能なことを説明した。日本が必要とする大豆の7割は米国産が使われていることも紹介した。
サステナビリティについては、「米国大豆は森林や動物を守る」と強調した。「米国では大豆を作る時に、森の木を切らない方法で生産されている。肥料や農薬もできるだけ少なく、虫の住処なども大切にしながら作っており、動植物が喜ぶ方法で作られている」とした。さらに、「大豆自体がCO2を吸収する。米国ではCO2が出ない方法で大豆を作っているので、空気をきれいにする」とした。
その上で、「大豆を作る時に地球や動物、植物を大切にしながらつくること。それがサステナビリティだ。皆さんが大豆製品を選ぶ時に、そういったことも考えて選ぶことが大切だ。お店で大豆製品を買う時に、地球にやさしいSSAP認証マークがついている製品をぜひ探してほしい」と呼びかけた。
〈セブンプレミアム納豆は年間4,500万個販売、今後もSSAP認証大豆を商品開発に〉
続いて、セブン&アイ・ホールディングスのグループ商品戦略本部セブンプレミアム開発戦略部デイリー食品MDの芳賀正延氏が、「セブンプレミアム」の納豆と豆腐バーについて説明した。「『セブンプレミアム』の納豆では、極小粒納豆が年間2,000万個以上と一番売れている。『セブンプレミアム』の納豆は6種類あり、全部合わせると年間で約4,500万個売れている」と紹介した。
一方で、「おいしければそれでいいとは考えていない。安全、安心、それを持続的に皆さんの食卓に届けられるように、商品開発に取り組んでいる。米国大豆のSSAP認証は、しっかり管理されている安全安心な大豆のマークで、『セブンプレミアム』では納豆と豆腐バーについている。われわれは今後もSSAP認証大豆を商品開発に取り込みながら、おいしさはもちろん、健康で安全な商品を提供できるように頑張っていきたい」と抱負を語った。
クッキングイベントでは、3グループに分かれて、ABCクッキングスタジオ講師指導のもと、「サーモンと豆腐バーのガリバタボウル」と「納豆と豆腐バーのコブサラダ」の調理が行われた。
USSECは昨年、全国のABCクッキングスタジオで1カ月実施された多国籍料理のレッスンに協賛した。SSAP認証を取得している大豆製品を使ったメニューをつくる内容で、約1,500人が参加した。若年層に向けてSSAP認証マークの普及に力を入れる中、今回は春休み期間ということもあり、食育の要素を取り入れたイベントとして企画された。
〈大豆油糧日報2024年4月3日付〉