没入型コンセプトショップ「SUPER DRY Immersive experience」オープン/アサヒビール
アサヒビールは4月25日、銀座3丁目に“「スーパードライ」の世界に没入する”をコンセプトとした日本初の没入型コンセプトショップ「SUPER DRY Immersive experience」をオープンする。9月30日まで。11:30~22:00。入場見込みは会期中3万人(1日平均200名)。
2階では、茨城工場・吹田工場に併設されている「ミュージアム」の人気コンテンツである「スーパードライ ゴーライド」を展開する。4Kの大画面スクリーンに投影する映像を通じて、まるで製造中の缶に自らが乗っているかのように、製造の速度や迫力を五感で感じることができる。
地下では、ブランドの世界観と合うコンテンツとコラボレーションしたエリアを展開。第1弾として、人気ロックバンド「ONE OK ROCK」とタイアップ(4、5月)して、ここでしか買えないオリジナルグラス、オリジナルシリコンコースター、オリジナル保冷トートなどを販売する。壁面は、メンバー4人の写真が大きくあしらわれる。6月からは音楽ストリーミングサービス「Spotify」とタイアップする。
入場料は700円(税込)。ゴーライド体験+ビール1杯+ペペロンチーノポップコーン。席数50名程度(1階20名、地下30名)。2杯目からビール単品600円。フードメニューは「平目の昆布締めカルパッチョ」「ソーセージ盛り合わせ」など(600円~)。
24日にメディア先行体験会を開催した。梶浦瑞穂マーケティング本部長があいさつして「当社は年初方針で“もっともっと面白くなる。アサヒビール”を掲げたがその方針のもと誕生した。2026年の税制一本化に向けてカテゴリーのユーザー数が増え、いわゆるビール回帰の流れが加速する。お客様がわくわくする体験・商品を届けていく。この間、生ジョッキ缶、スーパードライのフルリニューアル、ラグビーワールドカップ、そしてアルコール3.5%のドライクリスタルと、さまざまな施策を行ってきた。コロナ明けで人流が戻り、体験型施設も増えている。全国で渡航者が復活し、いろんな体験をされている。インバウンド需要でも、このショップで楽しんで、母国にスーパードライを伝えてもらいたい。今回、没入型体験としたのは、茨城、吹田で先行しているコンテンツの人気が高いことによる。一方で、遠距離ということもあり、ここ銀座、日本のど真ん中でゴーライドを楽しめる。26年の一本化、そしてその先に向けて、もりあげていきたい」と述べた。
ショップを統括するビールマーケティング部の宇都宮敬担当部長は「圧倒的な迫力の4Kスクリーンは幅11メートル。プロジェクターはエプソン社の高輝度を5台使用。BOSE製の5.1chサラウンドシステムで臨場感を演出する。映像は、茨城・吹田とはちょっと変えており、ここでは“辛口のうまさとは何だ?”というところに焦点を当てている」など紹介した。
〈酒類飲料日報2024年4月25日付〉