「カロリーメイト」生産能力1.5倍に、作業者の負担軽減などサステナブルな製造ライン新設/大塚製薬
大塚製薬は6月24日、徳島第二工場(徳島県徳島市)内に新設した「カロリーメイト」(ブロックタイプ)の製造ラインの稼働を開始したと発表した。これにより、同商品の生産能力は既存の徳島ワジキ工場との合計で従来の約1.5倍になるという。
同社によると近年、健康志向の高まりによる新たなニーズに対応することで、同ブランドの販売は好調に推移しているという。今回、生産体制を強化するため、徳島第二工場をリニューアルし、「カロリーメイト」(ブロックタイプ)の製造ラインを新設したとしている。
今回新設した製造ラインでは、新たなMES(製造実行システム)やIoTを導入している。IoTとは、“モノのインターネット”と呼ばれており、あらゆる物がインターネットにつながり、情報のやり取りをすることで、物のデータ化やそれに基づく自動化等が進展し、新たな付加価値を生み出すこと。これらの導入により、製造・品質管理の向上を目指す。
さらに、省エネルギー化とCO2排出量削減に向け、環境に配慮した製造機器を採用するほか、女性をはじめとする多様な人材の活躍を目指し、重量物の運搬を補助するロボット装置を用いるなど、作業する社員の負担軽減を追求したとしている。