米国大豆予想作付面積、前年比3%増の8,610万A、19州で前年上回る/米農務省
米農務省が6月28日発表した24年の米国農産物の作付・収穫面積予想によると、大豆の予想作付面積は8,610万Aと、前年比で3%増となった。
同省が今年3月末に発表した作付意向面積(8,651万A)から0.5%減とわずかに減少した。予想収穫面積は前年比3.5%増の8,526万Aとなった。州別の作付動向では、数値が発表されている29州のうち19州で前年を上回っており、主要州別ではイリノイ州3.4%増、インディアナ州4.5%増、ミネソタ州3.4%増、ノースダコタ州9.7%増――などとなっている。
なお、同年の米国トウモロコシの予想作付面積は、3.3%減の9,147万Aとなっており、3月末の作付意向面積(9,003万A)との比較では1.6%増となっている。
また、同省が同日発表した24年の米国GMO(遺伝子組み換え)大豆の予想作付率は、前年から1ポイント増の96%だった。主要産地別では、イリノイ州95%(前年95%)、アイオワ州98%(同97%)、インディアナ州96%(94%)、ミネソタ州96%(96%)、ノースダコタ州96%(96%)――などとなっている。このほか、GMOトウモロコシ作付率は前年から1ポイント増の94%、GMO綿実の作付率は1ポイント減の96%となっている。
〈大豆油糧日報2024年7月2日付〉