『ファミマ大賞2024』発表、「白生コッペパン」「国産豚の大焼売」「極厚どら焼きバーガー」など選出
ファミリーマートは12月17日、同社社員が選んだ今年一番おすすめしたい商品『ファミマ大賞2024』を発表した。
『ファミマ大賞』とは、ファミリーマートが、その年に発売・リニューアルした商品やサービスの中で、一番おすすめしたい商品を選定したものを紹介するもの。初開催の2023年は、「ビストロまん」が大賞に選ばれた。
今回の『ファミマ大賞2024』では、2024年に新規・リニューアル発売された商品の中から、新規性・話題性・売上をもとに、ファミリーマート社員が選んだ一番おすすめしたい商品を東西番付になぞらえて「横綱、大関、関脇、小結、前頭」に分けて発表。大賞にあたる横綱には2つが選ばれた。発売初週のパンカテゴリ内で堂々の売上順位1位を記録した「白生コッペパン」と、衣料品の枠を超えて文具の展開を開始した「コンビニエンスウェアシリーズ」。
『ファミマ大賞2024』に選ばれた各商品は以下の通り。価格表記はすべて税込。
〈「ひとくちで幸せ」前頭対決〉
◆贅沢チョコプレッツェル(298円)
塩味がアクセントのプレッツェルを、クーベルチュールチョコレートを使ったビターなチョコでコーティングした菓子。商品担当によれば、チョコレート原料から商品開発を行った。製造工程でも最大限チョコがかかる工夫を施したという。
◆Afternoon Tea監修 ラ・フランス香るルイボスティー(113円)
累計2.5億本突破のAfternoon Tea監修ペットボトル飲料シリーズ。「ラ・フランス香るルイボスティー」では、甘くてフルーティーで、無糖だと思えない味わいにこだわった。ラ・フランスの香りとルイボスティーのすっきりした味わいで、気分転換やリラックスタイムにおすすめだとする。
◆Afternoon Tea監修 ロイヤルミルクティー(140円)
Afternoon Tea監修ペットボトル飲料シリーズで初のミルクティー。甘いだけではない「本格的なのにすっきり」という味わいにこだわった。アッサム茶葉を100%を使用し、甘さ控えめに仕上げている。
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〈「あたためてうますぎ」前頭対決〉
◆濃厚フォンダンショコラ(268円)
チョコの濃厚さとくちどけの良さを追求した商品。温めることで中のチョコが溶けだし、とろりとした食感も味わえる。冷たくても温めてもおいしいという両立が難しかったという。温めたときにチョコ生地にしみこむチョコソース、チョコ生地、冷たいままでもとろける食感のチョコガナッシュ、少し固めのチョコクリームと、実質4層のチョコになっている。
◆クワトロチーズソースとトマトのペンネ(298円)
ゴーダ・チェダー・モッツァレラ・パルメザンチーズ入りのチーズソースに、トマトのソースで和えたペンネを合わせた商品。冷たいまま食べる手軽さが売りの「ちょいデリ」シリーズでありながら“あたためて際立つ香り・見た目・食感のおいしさ”をコンセプトに開発した。レンジで温めると香りが出て、チーズの香りやとろっとした食感、トマトやベーコンの旨味が引き立つという。
〈「タイパ◎片手で満足」小結対決〉
◆SPAMむすび ツナマヨネーズ(275円)
ハワイのおむすびをヒントにした商品。アメリカのホーメルフーズ社が販売する「SPAM」を主役に、人気具材のツナマヨネーズと組み合わせた。商品担当によると、2021年8月に発売した「SPAMむすびは」ファミマのヒット商品だったが、よりハワイのおむすびに近づけたいという思いから、リニューアル計画をスタートした。どこから食べても「SPAM」に到達できるよう、これまでのおむすびにない俵型にするため、製造設備を見直した。やや甘めに仕立てたツナマヨネーズもポイントだとしている。
◆たんぱく質7.5g海鮮スティック 博多明太入りマヨネーズ(178円)
ほどよい辛さの博多明太子入りマヨネーズを組み合わせた、片手で食べられるカニカマ。原料のスケソウダラは、「獲りすぎない・生態系に悪影響をあたえない」というルールを守った漁業をおこなっている、サステイナブルなアラスカ産の天然シーフードだとしている。ファミリーマートの社員160人に行った「メインにもおつまみにもちょうどいい『ファミマル』お魚おかず・おつまみは?」というランキング調査で1位だったという。
◆たんぱく質18.2gグリルチキン ヨシダソースBBQソース味(238円)
鶏むね肉を「ヨシダソースBBQソース」で味付けし、1枚網で焼き上げたグリルチキン。「ヨシダソースBBQソース」は、1982年に米国で発売されて以来“アメリカ生まれの日本の味”として親しまれているという。企画から約1年越しで商品化にこぎつけたとする。
〈「大満足!ビッグで旨い」関脇対決〉
◆クリスピーチキン(プレーン)(178円)
鶏むね肉をクリスピーな衣で覆ったフライドチキンで、発売から約3年の2024年6月に大幅リニューアルを行った。価格据え置きのまま、より大きく・おいしくなるよう改良したという。醤油とニンニクを使ったシンプルな味つけで、衣はさらにカリッと食感に、中の肉はさらにしっとり食感に仕上げた。今後は、クリスピーチキン(プレーン)を軸に、味種違いも定期的に発売することで、クリスピーチキンをさらに盛り上げていくとしている。
◆お肉の旨み味わう 国産豚の大焼売(378円)
電子レンジで簡単に調理できる大きなサイズの肉焼売。国産豚肉と国産玉ねぎを100%使用。ファミマルPREMIUMならではの「大きさ」「素材」「製法」にこだわったとする。ファミリーマートの加盟店向け発表会で試食アンケートを実施した際は、看板商品ファミチキ、フラッペについで人気ランキング3位だったという。
〈「クセ強!ザワつくうまさ」大関対決〉
◆香酢が効いた旨辛たれビャンビャン麺(321円)
幅広の平打ち麺に、ウーシャンフェンと唐辛子の辛み、香酢の酸味と甘味がきいたタレを合わせたビャンビャン麺。専門店では、最後に熱した油を花椒や唐辛子にかけることで香ばしい香りを感じることができるが、冷凍食品では難しいため、別添にした花椒香油で、程よい香ばしい香りが立ち上がるように仕上げたという。
◆極厚 どら焼きバーガー(いちごムース&つぶあん)(268円)
ハンバーガーのようにかぶりついてほしいという思いから開発した、和と洋の組み合わせの和菓子。インパクトがありつつも食べやすいサイズ、生地の食感、いちごムースの果肉感にこだわった。高さは、男女における口を開いた時の一般的な大きさを参考に、4cmとした。生地には白玉粉を入れることでもちもち食感にしている。
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〈「最注目!」2大横綱対決〉
◆白生コッペパン(カスタード&ホイップ)(138円)
生クリームを加えてしっとりもちっと仕上げた白生地のコッペパンに、カスタードとミルクホイップを挟んだ商品。生地に生クリームを入れた生コッペパンが好調だったことから、白生地のコッペパンに注目し、生コッペパンのように食感に特徴のある商品を目指して開発した。しっとりもちっとした食感と口どけの両立に苦労し、何度も配合や焼き時間を調整し、試食を重ね、約4ヶ月かけて実現したという。
◆コンビニエンスウェアシリーズ
ファッションデザイナーの落合宏理氏との共同開発のもと「いい素材、いい技術、いいデザイン。」をコンセプトに、2021年3月から全国展開をしているファミリーマートのオリジナルアパレルブランド。2024年は新たに文具を展開した。握り心地や使い心地を追求した“フォルム”にこだわった。長く大切に使い続けてもらえるよう、付加価値のある商品づくりと、環境に配慮した素材を使うことで、地球にやさしい文具シリーズを目指している。