スタバ、クリスマスの「こども食堂」での取り組み、2024年は寄付に加え「バリスタ体験」も47都道府県で実施
スターバックスコーヒージャパンは12月のクリスマス期間中に、47都道府県の「こども食堂」を利用する子どもたちに「ホリデーギフト」の寄付に加え、「バリスタ体験」を提供した。
12月20日に実施した「認定特定非営利活動法人よりどりみどり」(東京都渋谷区)のバリスタ体験には、子どもから大人まで計51人が参加した。
当日、参加者はまずエプロンを着用して、スティックタイプのフレーバーを選び、お湯で溶かして、ミルクの泡立てを体験。こどもたちをはじめとした参加者は楽しそうに自分で作ったビバレッジを味わった。また、豆かすを再利用したインクによるお絵かきでは、クリスマスツリーのイラストなどに挑戦。苦戦しながらも楽しそうに思い思いのカードを作成し、記念撮影なども行ったという。
参加者たちからは「初めてラテを作った。おいしくできた」「クリスマスのいい思い出になった」などの声が寄せられた。
こうした取り組みは『Be a Santa ドネーションプログラム』と題し、2022年からスタートした。店舗で販売したドリンクの売上の一部で、ホリデー期間中に、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(以下、むすびえ)を通じ、「こども食堂」を利用する子どもたちにスターバックスのフードなどをセットにしたホリデーギフトの寄付を行う。加えて、従業員たちがサンタクロースに扮して訪問し、子どもたちに「バリスタ体験」をしてもらう活動もあわせて行っている。
2023年は、47都道府県623ヵ所のこども食堂で、約3万6,000人の子どもたちにギフトを届けた。寄付総額は1428万円。バリスタ体験は、36カ所のこども食堂で289人の従業員が訪問し、1,375人の子どもたちが参加した。
2024年は、バリスタ体験についても47都道府県に拡大して実施。また、今年度からスターバックスの会員プログラムで貯まったポイントを、オンライン上で寄付できる新たな寄付システムも開始した。
バリスタ体験では、子どもたちだけでなく、大人も参加できるため、世代を超えた交流の場が広がるという。スターバックスコーヒージャパンは、「運営者の皆さまが積極的に大人の参加者を募ってくださることにより、地域のつながりがより強化されることを期待しています」とする。