旭酒造が「株式会社獺祭」に社名変更、世界の“DASSAI”目指す
旭酒造は6月1日、社名を「株式会社獺祭」に変更すると発表した。1月23日に開催した記者会見で明らかにした。
社名変更の背景を「日本の伝統的なモノづくりを背景としたブランドとして、世界に挑み、世界のDASSAIを目指す。2023年9月に稼働したニューヨークの酒蔵から見えてきた市場をより広げ、海外への浸透をより加速させるために、会社名を変更し、ブランドとしての認知をより強化する」と発表した。
なお、同時に長期的な売上目標も発表。昨年度の売上195億円から、今後1,000億円(国内300億円、海外700億円)を目指すという。
桜井一宏社長は会見で「当社は積極的に海外に進出する方針を取っているが、その中で会社名とブランド名が異なることで活動しづらい場面もあった。この度会社名とブランド名を統一することで“獺祭”をより強いブランドに育て、さらなる進出の強化を図る」と話したほか、桜井博志会長は「元々は“旭富士”というブランドの日本酒を造っていたが、1990年に“獺祭”を発売し、2004年には製造数量の100%になった。そんな中でどこかのタイミングで社名を“獺祭”を変えなければならないと考えていた」と話した。