「伊右衛門」大刷新、味わい・デザインを“京都”テーマに一新、「ほうじ茶」「玄米茶」と世界観を統一/サントリー食品インターナショナル

「伊右衛門」大刷新、味わい・デザインを“京都”テーマに一新、「ほうじ茶」「玄米茶」と世界観を統一

サントリー食品インターナショナルは3月4日、緑茶ブランド「伊右衛門」を大幅リニューアルし、味わいとパッケージデザインを刷新する。日本茶の価値をさらに強化するねらいだ。また、「伊右衛門 ほうじ茶」を2月18日にリニューアルし、「伊右衛門 玄米茶」を3月18日に新発売する。「伊右衛門」は今回のリニューアルで、3品のパッケージデザインを揃えることで“京都”をテーマにブランドの世界観を統一していく。

「伊右衛門」は、京都の老舗茶舗「福寿園」の茶匠が厳選した茶葉を使用しており、2004年の発売以来、多くの生活者に親しまれてきた。2024年は、「旨濃い」をテーマに大幅なリニューアルを行い、味わいに関して高い評価を受けたという。だが、トライアルユースの拡大については予想まで届かなかったため、2025年は“京都”をテーマに日本茶の価値を強化することを目指す。

〈新「伊右衛門」の味わいとパッケージデザインの特徴〉

今回リニューアルする「伊右衛門」は、緑茶が本来持つ「一息つける心地よさ」という価値を提供するため、香りと旨みが特徴の味わいにしたという。3年以上かけて開発した茶葉を新たにブレンドし、香りを引き立てる石臼挽き抹茶を使用することで、複層的な香り高さを目指した。また、旨みの強い一番茶の比率をアップし、組み合わせる茶葉の種類も増やすことで上質なお茶の味わいに仕上げたとする。さらに、サントリー独自の技術により、鮮やかな緑色の水色にすることで、視覚的な楽しさも加えている。

パッケージデザインは、心に余白をもたらす“京都の静けさ”をイメージした白を基調としたデザインを採用。新たに開発されたシンボルマーク「京竹(みやこだけ)」がラベル上部に配置され、竹筒をモチーフにした伝統的なデザインが特徴となっている。茶碗シズルのイラストにより、丁寧に淹れられた緑茶のおいしさを直感的に伝えるねらいという。

〈「伊右衛門 ほうじ茶」「伊右衛門 玄米茶」の新展開〉

「伊右衛門 ほうじ茶」は、3年ぶりにリニューアルする。芳醇な香りと深みのある余韻が特徴。パッケージには暖色系のカラーを使用し、落ち着きたい気分に寄り添うような、上品な質感にこだわっている。一方、「伊右衛門 玄米茶」は、厳選された国産米と発芽玄米、石臼挽き抹茶を使用し、火入れ強度の異なる炒り米や、焙じた緑茶の茎をブレンドすることで、複層的な香ばしさが特徴の新しい味わいを目指している。

〈“香りと旨み”を提供し日本茶の価値向上目指す〉

サントリーは、「伊右衛門」ブランドを通じて、忙しい日常の中で心地よいひとときを提供し続ける考えだ。新「伊右衛門」は、味わいとデザインの両面でさらに多くの生活者に愛されるブランドへと成長することを目指している。

2024年の“旨濃い”の進化に続き、2025年は“京都”をテーマに伊右衛門ブランドの世界観を統一する。新たな味わいとデザインにすることで生活者に“香りと旨み”を提供し、日本茶の価値を高める考えだ。

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昭和26年(1951年)3月1日
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